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韓「コロナ」感染者の増加傾向が鈍化

「新天地信徒」の検査が仕上げ段階 

  • 韓「コロナ」感染者の増加傾向が鈍化
  • 新規確定者数(上)と死亡者(下)


「コロナ19」の感染率が一般人より数十倍も高かった新天地信徒に対する診断検査が最終段階に入り、一時は一日に800~900人までいっきに増えた全国の新規感染者が270人台に急落した。爆発的な感染者の増加傾向が、ある程度緩和されたのではないかというのが医療界の分析だ。ただし新天地のほかにも全国各地で散発的に集団感染事例が続出しており、また大邱地域の陽性率が他の地域に比べて依然として高い上に、首都圏での確定者も発生していることから、緊張の紐をゆるめてはならないという指摘だ。また、死亡者数が一週間で2倍に急増している点も心配だという診断だ。

最近、防疫当局を緊張させているのは全国の医療機関と社会福祉施設、宗教施設はもちろん、住民が密集しているアパートなどの施設での散発的な集団感染続出だ。新天地は単一の集団であり全数調査などが可能な反面で、散発的な集団感染が拡大すると調査対象と範囲を特定することは容易ではなく、効率的な防疫が難しい。

ますます集団感染患者が増え、確定者10人のうち8人(79.4%)はどのような形態であれ、集団感染したものと把握された。このうち新天地関連の集団感染は計4482人で、全体の確定者数7134人(8日0時基準)のうちで62.8%を占めた。 8日、チョン・ウンギョン中央防疫対策本部長は「新天地信徒に対する調査が終わり、新規感染者数は減るつつある状況だが、一部の病院や社会福祉施設で患者が発生している」とし、「いつなんどきでも集団施設や宗教行事などを通じて、小規模の流行が発生することがあるだろう」と憂慮した。また「この部分をどのように予防・管理するかが、今後の(コロナ19)流行を分けるだろう」と予想した。大邱市達西区のハンマウムアパートで確定者46人が出てきたのに続き、京畿道城南市の盆唐済生病院でも週末の間に患者と医療従事者など4人が追加で陽性判定を受け、確定者は13人に増えた。

忠南天安の「ズンバダンス」発の伝染拡散も続いている。政府世宗庁舎に勤務する公務員の中から初の確定者になった保健福祉部所属の20代の女性職員も、ズンバダンスの受講生であることが明らかになった。政府庁舎管理本部は、福祉部がある世宗1庁舎10棟のうちこの職員が勤務する6階のオフィスを一時閉鎖した。 8日、福祉部は「疫学調査の結果にしたがって、福祉部職員のうち確定者と接触した27人を自己隔離措置した」と明らかにした。

全国の確定者のうちの80%に近い5400人以上の感染者が発生した大邱地域は、新天地信徒ではなく一般市民も10人に1人が陽性判定を受け、まだ不安な状態だ。キム・ガンリプ中央災難安全対策本部第1総括調整官は、「大邱で新天地信徒のうち90%以上が診断検査を受けるなど、高いリスク集団に対する検査がほぼ完了し、大邱の確定者は徐々に安定化されつつある傾向が見えるが、一般市民の陽性率も9~10%台水準でまだ安心な状況ではない」と語った。

ソウル市の白病院でも入院患者がコロナ確定判定を受け、接触した医療スタッフと職員に対する自己隔離措置を取った。

国内もコロナ19による死亡者は今月1日までは22人だったが、その後の一週間で2倍に増え、8日午前0時の時点で計50人に拡大した。今月2~8日に発生した死亡者はほとんど大邱・慶北地域の居住者で、70~90代の高齢者であり、基礎疾患を1つから2つずつ持っていた。しかし、4~7日に基礎疾患のない死亡者が4人、初めて現れたことから防疫当局を緊張させた。

  • 韓「コロナ」感染者の増加傾向が鈍化
  • 8日午後5時の感染現況


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  • 毎日経済_ソウル=ソジヌ記者/世宗=ジョハンピル記者/水原=イ・サンホン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-03-08 20:02:11




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