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大邱、今度は療養病院で集団感染…5ヶ所87人
新天地に発する「コロナ19」の拡散は鈍化してひと息ついた大邱で、今回は療養病院から大規模な集団感染が発生した。
18日、大邱市によると管内の集団感染の危険施設397ヶ所（社会福祉施設330カ所、療養病院67ヶ所）を全数調査した結果、大邱市西区の「ハンサラン療養病院」で16日、看護課長が最初の確定者として確認された後、この日までに総75人の確定者が出てくるなど、療養病院5カ所で87人の確定者が大量にあふれた。
コロナ19の集団発症が確認された後、「コホート隔離（同一集団隔離）」措置が下されたハンサラン療養病院は認知症高齢者の専門療養病院で、入院患者は117人で従事者は71人だ。従業員の確定者のうち4人は病院に入院し、残りは生活治療センターに入所した。
入院していた患者のうちで確定判定を受けた人は、全員がコロナ19診療病院に移動した。保健当局によると、ハンサラン療養病院の遅い対応と病院従事者の「感染不感症」が集団感染事態を大きくした原因と分析される。この病院の看護師などの従事者と患者は確定判定を受ける7～8日ほど前から、発熱などの症状を訴えていたことが分かった。しかし一部の病院従事者は、発熱などの症状が現れても検査を受けずに通常通勤したことが分かった。保健当局の関係者は、「病院内の従事者に発熱などの症状があれば、出勤せず速やかに保健所や疾病管理本部1339コールセンターに連絡して案内受けるように伝えた」とし、「結果が出るあいだに動いてはいけないと言ったが、その点を守らなかった」と指摘した。また病院の特性上、認知症と基礎疾患を患って免疫力の低下した高齢患者が多いうえに、複数の患者が1.5メートル間隔で連なった病床で過ごす構造なので、容易に感染したと思われるという診断だ。
保健当局の関係者は、「現在としてはハンサラン療養病院で陰性判定を受けた患者60人あまりが、感染にさらされることを防ぐことが急務」だとし、「現場での疫学調査と追加の感染をブロックするための防疫措置をとっている」と語った。
この日、ハンサラン療養病院のほかに大邱北区のペソン病院でも従事者のうち1人が確定判定を受けたことに続き、7人の感染者が発生した。また、大邱寿城区のスソン療養病院で4人、東区のチンミョンホームで1人、寿城区のシジ老人病院で1人など、療養病院を中心に感染事例が相次いで確認された。
このように、療養病院を中心にコロナ19の集団感染事態が続出することは、療養病院が他の集団生活施設よりも感染を受けやすいからだ。療養病院は社会福祉施設や特別養護老人ホームなどの他の集団生活施設よりも規模が大きくて入院患者が多いことから、基礎疾患のある高リスク群の患者も多いという特性を持っている。また、病院内でのさまざまな療養サービスの提供を受けるための対面接触が多く、確定者が出ると瞬く間にウイルスが伝播されて集団感染の憂慮は大きくなるしかない。
大邱市は現在、管内の集団感染リスクの高い施設397ヶ所・3万3000人の30％程度の調査を終えただけに、今後の調査でも確定者が散発的に発生するものと見ている。大邱市の関係者は、「これまで集団施設の従事者約1万人を調査し、調査が続けば追加で確定者は増えるものと見られる」と警告した。キム・ジョンヨン大邱市感染症管理団副団長は、「療養病院や老人ホームの従事者は疑いの症状があればすぐに業務を中断し、検査受けてこそ他の入所者や患者への伝播を防ぐことができる」と強調した。
コロナ19の確定者が1178人（18日0時基準）にのぼる慶尚北道も、療養病院を中心にこれまで確定者170人以上が発生した。
このために慶尚北道は9日から療養病院と老人ホームなど、社会福祉施設564ヶ所の予防的コホート隔離を10日目で続けている。幸いなことに、慶北では予防的コホート隔離が始まって以来は新規に感染した設備がなく、施設内の従事者の調査でも現在までにすべてが陰性だった。
一方、政府は全国の小・中・高校と幼稚園の開校と保育園の開園を、来月6日に2週間さらに延期したことに合わせて、全国地域児童センターと老人福祉館、キョンノダン（敬老堂）などの社会福祉施設の休館も来月5日まで延長することにした。ユン・テホ中央事故収拾本部防疫総括班長はこの日、政府世宗庁舎で開かれた定例ブリーフィングで「（休館延長は）コロナ19の地域感染の拡散を遮断するために、社会的距離を置くための措置」だと、その背景を説明した。
養老院・養老病院の集団感染
ゆっくりと上昇する致命率
18日、大邱市によると管内の集団感染の危険施設397ヶ所（社会福祉施設330カ所、療養病院67ヶ所）を全数調査した結果、大邱市西区の「ハンサラン療養病院」で16日、看護課長が最初の確定者として確認された後、この日までに総75人の確定者が出てくるなど、療養病院5カ所で87人の確定者が大量にあふれた。
コロナ19の集団発症が確認された後、「コホート隔離（同一集団隔離）」措置が下されたハンサラン療養病院は認知症高齢者の専門療養病院で、入院患者は117人で従事者は71人だ。従業員の確定者のうち4人は病院に入院し、残りは生活治療センターに入所した。
入院していた患者のうちで確定判定を受けた人は、全員がコロナ19診療病院に移動した。保健当局によると、ハンサラン療養病院の遅い対応と病院従事者の「感染不感症」が集団感染事態を大きくした原因と分析される。この病院の看護師などの従事者と患者は確定判定を受ける7～8日ほど前から、発熱などの症状を訴えていたことが分かった。しかし一部の病院従事者は、発熱などの症状が現れても検査を受けずに通常通勤したことが分かった。保健当局の関係者は、「病院内の従事者に発熱などの症状があれば、出勤せず速やかに保健所や疾病管理本部1339コールセンターに連絡して案内受けるように伝えた」とし、「結果が出るあいだに動いてはいけないと言ったが、その点を守らなかった」と指摘した。また病院の特性上、認知症と基礎疾患を患って免疫力の低下した高齢患者が多いうえに、複数の患者が1.5メートル間隔で連なった病床で過ごす構造なので、容易に感染したと思われるという診断だ。
保健当局の関係者は、「現在としてはハンサラン療養病院で陰性判定を受けた患者60人あまりが、感染にさらされることを防ぐことが急務」だとし、「現場での疫学調査と追加の感染をブロックするための防疫措置をとっている」と語った。
この日、ハンサラン療養病院のほかに大邱北区のペソン病院でも従事者のうち1人が確定判定を受けたことに続き、7人の感染者が発生した。また、大邱寿城区のスソン療養病院で4人、東区のチンミョンホームで1人、寿城区のシジ老人病院で1人など、療養病院を中心に感染事例が相次いで確認された。
このように、療養病院を中心にコロナ19の集団感染事態が続出することは、療養病院が他の集団生活施設よりも感染を受けやすいからだ。療養病院は社会福祉施設や特別養護老人ホームなどの他の集団生活施設よりも規模が大きくて入院患者が多いことから、基礎疾患のある高リスク群の患者も多いという特性を持っている。また、病院内でのさまざまな療養サービスの提供を受けるための対面接触が多く、確定者が出ると瞬く間にウイルスが伝播されて集団感染の憂慮は大きくなるしかない。
大邱市は現在、管内の集団感染リスクの高い施設397ヶ所・3万3000人の30％程度の調査を終えただけに、今後の調査でも確定者が散発的に発生するものと見ている。大邱市の関係者は、「これまで集団施設の従事者約1万人を調査し、調査が続けば追加で確定者は増えるものと見られる」と警告した。キム・ジョンヨン大邱市感染症管理団副団長は、「療養病院や老人ホームの従事者は疑いの症状があればすぐに業務を中断し、検査受けてこそ他の入所者や患者への伝播を防ぐことができる」と強調した。
コロナ19の確定者が1178人（18日0時基準）にのぼる慶尚北道も、療養病院を中心にこれまで確定者170人以上が発生した。
このために慶尚北道は9日から療養病院と老人ホームなど、社会福祉施設564ヶ所の予防的コホート隔離を10日目で続けている。幸いなことに、慶北では予防的コホート隔離が始まって以来は新規に感染した設備がなく、施設内の従事者の調査でも現在までにすべてが陰性だった。
一方、政府は全国の小・中・高校と幼稚園の開校と保育園の開園を、来月6日に2週間さらに延期したことに合わせて、全国地域児童センターと老人福祉館、キョンノダン（敬老堂）などの社会福祉施設の休館も来月5日まで延長することにした。ユン・テホ中央事故収拾本部防疫総括班長はこの日、政府世宗庁舎で開かれた定例ブリーフィングで「（休館延長は）コロナ19の地域感染の拡散を遮断するために、社会的距離を置くための措置」だと、その背景を説明した。
- 毎日経済＿大邱＝オ・ソンドク記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2020-03-18 18:13:16
