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韓流のメッカ「明洞」を襲う休業・閉店の「津波」


  • 韓流のメッカ「明洞」を襲う休業・閉店の「津波」
  • 明洞の業種別休・廃業率


今春の「コロナ19」に持ちこたえることができず、大韓民国の観光商圏1番地ソウル市「明洞」の息が止まった。

毎日経済新聞が明洞の主な店の営業状況(路地と裏通りは除く)を取材した結果、計368ヶ所のうちで休店・閉店(空室を含む)が117ヶ所(4月第4週、各建物の1階に入店した売り場)となった。具体的に見ると、休店89ヶ所と閉店20ヶ所に空室8ヶ所で、休店・閉店率は31.8%に達した。 3店のうち1店は商売をたたんだわけだ。

ユネスコ韓国委員会ビルから明洞サボイホテル間の状況はさらに深刻だ。ここでは67店舗のうち休店・閉店と空室が計35ヶ所にヒュー・閉店率が52.2%を記録した。

昨年に発刊されたソウル中区の庁統計年報によると、中区明洞に登録された事業者は6770社にのぼる。今回の毎日経済新聞の調査は、主要な通りの1階の店舗のみを対象としたものであり、明洞地域の毛細血管のような路地と2階以上の店舗まで勘案すれば、状況ははるかに深刻だろうと推定される。

明洞はKビューティーとKファッションの集結地で、韓国を代表する観光商圏だ。昨年、韓国を訪問した外国人の数は1750万人で過去最大を記録するなかで、明洞は今年の初めまで韓流の聖地であり、世界的な観光地だった。明洞地域のある商人は、「今は客よりも店舗を運営する人の方が多い状況だ。みんな持ちこたえることで精一杯だ」とため息をついた。

明洞は事実上は「準災難地」だ。明洞の涙はコロナ19による売上げの低下が主な要因だ。業界によると、今年3月における明洞の主な店の売上げは、ほとんど90%以上落ちたことが分かった。明洞は韓国人よりも外国人の割合が高い商圏だが、コロナ19で外国人観光客の流入が全く途絶えたからだ。

企画財政部が最近発表した経済動向に関する報告書「グリーンブック」によると、3月の中国人観光客の割合は前年同期比で96.5%急減した。業界では明洞商圏の売上げ減少と中国人観光客の低下の比率は似たようなレベルだと判断している。

泣き面に蜂で、天井知らずで上がった明洞の賃貸料は大きな負担だ。明洞の店は運営費・人件費に家賃まで出して、月に数億ウォン台の赤字をこうむっている状況だ。

※関連記事「崩れる韓流の聖地「明洞」…相次ぐ休店・閉店
  • 毎日経済_イ・ユンジェ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-04-27 19:40:14




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