トップ > コリアナウ > 社会 > 夜明けのクラブには1500人が…ソウル市、集団感染の危険
4月末から5月初めに続くゴールデンウィーク期間にソウルの梨泰院クラブなどに行った後、去る6日に「コロナ19」の確定判定を受けた京畿道龍仁市の居住者Aさん（29）と接触した人々の感染が急速に拡散し、2次集団感染の予告編ではないかという懸念が出ている。特にAさんの感染経路が不明で、訪れたクラブの出入リストが不正確なうえ、Aさんの仕事仲間の無症候性感染事例まで出て、Aさんが「第2の新天地31番患者」になるかもしれないという予想が出ている。一部では初期対応に成功したが、最近になって確定者が急増している、シンガポールの轍を踏むのではないかという警告も出ている。
8日のソウル市と中央災難対策安全本部によると、Aさんとの接触で陽性判定を受けた者は少なくとも14人だ。14人のうち13人は梨泰院のクラブでAさんと接触したことが分かった。 Aさんは去る2日未明、ソウル市龍山区梨泰院に所在する「キング」クラブに午前0時24分から3時10分まで2度訪問し、居酒屋「トランク」を午前1時～午前1時31分に、「クイーン」を午前3時32～47分にそれぞれ訪問した。
朴元淳（パク・ウォンスン）ソウル市長は「今までに店のリストに載った利用者が約1500人であることを把握したが、出入りのリストに不正確な内容があり、他の方法で接触者を確認している」とし、「Aさんと動線が重なる人々のうちで自発的に検査を受けるとした114人のうちで陽性が11人と陰性が97人で、6人は検査を進めている」と明らかにした。
龍仁市水枝区に住むAさんの職場の同僚Bさんも、この日に確定判定を受けた。 Bさんはコロナ19の症状は無かったがAさんの接触者に分類され、水枝区保健所で検査を受けた後に陽性判定を受けた。 AさんとBさんが勤務した城南市盆唐のソフトウェア（SW）企業は、この日の盆唐の事業3ヶ所と江南区宣陵の事業場をすべて閉鎖し、従業員全員に無期限在宅勤務を指示したと発表した。
しかしこの会社の従業員が、「確定者が出てきた部門のみを検査して、確定者が出てきた当日のみ午後4時30分に帰宅、翌日はすべての建物と接触疑惑者が通常出勤した」とし、「記事では確定者は在宅勤務をしたとあるが、私たちの会社は在宅勤務をしたことはない」と明らかにしたことで波紋が予想される。現在、Bさんを含めてAさんの接触者として分類された会社の同僚44人のうち、Bさん以外の39人は陰性だったが、残りの4人は検査の結果を待っている。
Aさんと一緒に梨泰院クラブなどを訪れて、7日に確定判定を受けた京畿道安養市の居住者Bさんも板橋所在のゲーム会社の従業員と接触した事実が明らかになり、そのゲーム会社は在宅勤務に入った。 Bさんの両親は「陰性」判定を受け、2次感染は発生しなかった。
去る2日未明に梨泰院のいくつかの居酒屋を訪れた城南市医療院の看護師1人も、この日に確定判定を受けた。保健当局は城南市医療院の手術室を閉鎖し、手術室で勤務した麻酔科医5人などの医療スタッフにもコロナ19の検査を行っている。
国防部別館の直轄部隊であるサイバー司令部所属の副士官も確定判定を受けた。この下士官も2日未明、イテウォンクラブを訪れたことが確認された。
防疫当局は、Aさんと動線が重なるならばコロナ19に露出した可能性が高いだけに、外出自制を呼びかけて1339や保健所に届け出てほしいと要請した。Aさんは梨泰院クラブのほか、ゴールデンウィークの期間に京畿道加平や江原道春川・洪川などを訪問した。
代表的な遊興業者であるクラブは狭く、密閉された空間を数百人の人々が同時に利用するため、1メートルの距離の維持など防疫上の注意を守ることが難しく、コロナ19の感染に脆弱だ。しかし先に釜山のクラブでも確定者が訪れた日に480人あまりが訪問し、江南の遊興店では従業員が確定判定を受け、100人あまりが接触者に分類されたこともあったが、2次感染の規模は大きくなかった。
一方、梨泰院のクラブでは二次感染が多く起こった理由に対して鄭銀敬（チョン・ウンギョン）中央防疫対策本部（部屋台本）本部長は、「指標患者は5月2日から発症したが、コロナ19は発症初期にウイルス量が最も多く、伝染力が高い」とし、「感染者は伝染力の高い時期に施設を訪問し、また当該の遊興施設で待機する場合はマスクを使用したが、中に入ってからはマスクを着用していないことが確認された」と述べた。
※こちらの記事もどうぞ「全国民の「コロナ」抗体検査を推進する理由は？」
夜明けのクラブには1500人が…ソウル市、集団感染の危険
接触者のうちすでに15人が確定
「コロナ19」の確定判定を受けた京畿道龍仁市の29歳の男性確定者が勤務している京畿道城南市盆唐所在のンIT企業。8日午後、会社の関係者が建物の中に入る。 [ハン・ジュヨン記者]
4月末から5月初めに続くゴールデンウィーク期間にソウルの梨泰院クラブなどに行った後、去る6日に「コロナ19」の確定判定を受けた京畿道龍仁市の居住者Aさん（29）と接触した人々の感染が急速に拡散し、2次集団感染の予告編ではないかという懸念が出ている。特にAさんの感染経路が不明で、訪れたクラブの出入リストが不正確なうえ、Aさんの仕事仲間の無症候性感染事例まで出て、Aさんが「第2の新天地31番患者」になるかもしれないという予想が出ている。一部では初期対応に成功したが、最近になって確定者が急増している、シンガポールの轍を踏むのではないかという警告も出ている。
8日のソウル市と中央災難対策安全本部によると、Aさんとの接触で陽性判定を受けた者は少なくとも14人だ。14人のうち13人は梨泰院のクラブでAさんと接触したことが分かった。 Aさんは去る2日未明、ソウル市龍山区梨泰院に所在する「キング」クラブに午前0時24分から3時10分まで2度訪問し、居酒屋「トランク」を午前1時～午前1時31分に、「クイーン」を午前3時32～47分にそれぞれ訪問した。
朴元淳（パク・ウォンスン）ソウル市長は「今までに店のリストに載った利用者が約1500人であることを把握したが、出入りのリストに不正確な内容があり、他の方法で接触者を確認している」とし、「Aさんと動線が重なる人々のうちで自発的に検査を受けるとした114人のうちで陽性が11人と陰性が97人で、6人は検査を進めている」と明らかにした。
龍仁市水枝区に住むAさんの職場の同僚Bさんも、この日に確定判定を受けた。 Bさんはコロナ19の症状は無かったがAさんの接触者に分類され、水枝区保健所で検査を受けた後に陽性判定を受けた。 AさんとBさんが勤務した城南市盆唐のソフトウェア（SW）企業は、この日の盆唐の事業3ヶ所と江南区宣陵の事業場をすべて閉鎖し、従業員全員に無期限在宅勤務を指示したと発表した。
しかしこの会社の従業員が、「確定者が出てきた部門のみを検査して、確定者が出てきた当日のみ午後4時30分に帰宅、翌日はすべての建物と接触疑惑者が通常出勤した」とし、「記事では確定者は在宅勤務をしたとあるが、私たちの会社は在宅勤務をしたことはない」と明らかにしたことで波紋が予想される。現在、Bさんを含めてAさんの接触者として分類された会社の同僚44人のうち、Bさん以外の39人は陰性だったが、残りの4人は検査の結果を待っている。
Aさんと一緒に梨泰院クラブなどを訪れて、7日に確定判定を受けた京畿道安養市の居住者Bさんも板橋所在のゲーム会社の従業員と接触した事実が明らかになり、そのゲーム会社は在宅勤務に入った。 Bさんの両親は「陰性」判定を受け、2次感染は発生しなかった。
去る2日未明に梨泰院のいくつかの居酒屋を訪れた城南市医療院の看護師1人も、この日に確定判定を受けた。保健当局は城南市医療院の手術室を閉鎖し、手術室で勤務した麻酔科医5人などの医療スタッフにもコロナ19の検査を行っている。
国防部別館の直轄部隊であるサイバー司令部所属の副士官も確定判定を受けた。この下士官も2日未明、イテウォンクラブを訪れたことが確認された。
防疫当局は、Aさんと動線が重なるならばコロナ19に露出した可能性が高いだけに、外出自制を呼びかけて1339や保健所に届け出てほしいと要請した。Aさんは梨泰院クラブのほか、ゴールデンウィークの期間に京畿道加平や江原道春川・洪川などを訪問した。
代表的な遊興業者であるクラブは狭く、密閉された空間を数百人の人々が同時に利用するため、1メートルの距離の維持など防疫上の注意を守ることが難しく、コロナ19の感染に脆弱だ。しかし先に釜山のクラブでも確定者が訪れた日に480人あまりが訪問し、江南の遊興店では従業員が確定判定を受け、100人あまりが接触者に分類されたこともあったが、2次感染の規模は大きくなかった。
一方、梨泰院のクラブでは二次感染が多く起こった理由に対して鄭銀敬（チョン・ウンギョン）中央防疫対策本部（部屋台本）本部長は、「指標患者は5月2日から発症したが、コロナ19は発症初期にウイルス量が最も多く、伝染力が高い」とし、「感染者は伝染力の高い時期に施設を訪問し、また当該の遊興施設で待機する場合はマスクを使用したが、中に入ってからはマスクを着用していないことが確認された」と述べた。
※こちらの記事もどうぞ「全国民の「コロナ」抗体検査を推進する理由は？」
- 毎日経済＿チョン・スルギ記者／チェ・ヒョンジェ記者／キム・グミ記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2020-05-08 17:40:14
