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梨泰院クラブ関連「確定者40人」に…1309人が連絡とれず

ソウル市、遊興施設に即時営業中止を命令 

「梨泰院クラブ」に発するコロナ19確定者がいっきに広がって、ソウル市はすべての遊興施設の営業を中断させた。ソウルに所在する遊興施設はもちろんパブやコルラテックなどが対象だ。政府が「生活の中の距離維持」に切り替えて集団感染事態が起きたことから、これまで成功と評価を受けてきた「K防疫」が最大の危機に瀕している。

9日、ソウル市はこの日の12時現在、梨泰院クラブ関連の新規感染者がソウルでの27人をはじめ、全国で40人に達すると明らかにした。

朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長はこの日、緊急ブリーフィングを開いて「いま即時にすべての遊興施設に対して営業を中止する集合禁止命令を発令する」とし、「この瞬間から当該の施設は営業を停止しなければならず、違反した場合には厳重な処罰を受けることになるだろう」と述べた。先だって前日、政府は来月7日までの一ヶ月のあいだ遊興施設は運営を自制し、避けられない場合は防疫上の注意を遵守するように行政命令を施行した。その一日後にソウル市は営業中止という強制命令に転換したわけだ。この日までに梨泰院クラブを訪れた龍仁66番確定者と関連付けられている新規感染者はソウル市で27人、京畿道7人、仁川市5人、釜山市1人など計40人だ。これまで一桁で安定を見せていた新規感染者数が再び2桁に増加し、防疫当局も警報が鳴った。

特に龍仁の確定者が訪問した梨泰院の3カ所は、当時2000人近い人員の訪問したと伝えられ、確定者の追加発生の可能性が非常に高い状況だ。パク市長は「訪問リストの1936人のうち637人だけが通話できて、残りの1309人は不通」だとし、「通話できない人々は警察とともに必ず検査を受けるようにする」と明らかにした。

ソウル市や京畿道、仁川市などの首都圏はもちろん、釜山市にまで梨泰院クラブで始まった集団感染が急速に拡散し、危機感が高まっている。キム・ガンリプ中央災難安全対策本部第1総括調整官はこの日のブリーフィングで、「首都圏はソウル・京畿・仁川の3つの広域自治団体が一つの生活圏を成し、多くの人口が密集して小さな感染が爆発的普及につながる可能性が高い」と憂慮した。
  • 毎日経済_イム・ソンヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-05-09 17:56:15




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