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首都圏で確定者58人…クーパン関連102人に

作業場のパソコンなどから陽性反応 

京畿道富川のクーパン物流センターに関連する「コロナ19」集団感染の確定者が102人に達するなど、首都圏を中心に連日拡散している。

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29日の中央防疫対策本部によると、この日の午前0時の時点で新規感染者58人全員がソウル市(20人)と京畿道(20人)そして仁川市(18人)などの首都圏から出た。鄭銀敬(チョン・ウンギョン)中央防疫対策本部長もこの日の定例ブリーフィングで、「この一週間(5月21~27日)の地域社会の感染者のうち、首都圏の患者が占める割合が88.4%(181人中160人)だった」と述べた。

この日の昼12時の時点で「富川クーパン物流センター」に関連する感染者102人のうち、物流センター内の直接感染者は72人で、これらと接触して確定した者は30人に達した。

作業場の安全帽やノートパソコン、キーボード、マウスなどの環境試料からコロナ19ウイルスの陽性反応があらわれ、拡散の危険が潜んでいたことが分かった。「梨泰院クラブ」集団発生に関連する累積患者は266人と集計された。

コロナ19が拡散していることで、登校を延期する学校が続出している。教育部はこの日午前10時の時点で830校が登校授業を中断したり、延期したと発表した。登校していない学校は、全国2万902校の幼稚園と小・中・高校のうちの4.0%に相当する。

政府はコロナ19の対応のために米国食品医薬品局(FDA)の緊急使用の承認を受けた「レムデシビル」を治療薬として導入することにした。中央防疫対策本部は中央臨床委員会の意見を受け入れ、食品医薬品安全処にレムデシビルに対する海外医薬品特例輸入を申請すると発表した。食品医薬品安全処が近いうちに分科委員会を開いて特例輸入承認を決定すれば、レムデシビルは国内初のコロナ19治療薬となる。

食品医薬品安全処はまた、出生年度にもとづいて公的マスクを購入する「5部制」を来月1日から廃止することにした。

一方、保健福祉部は来月1日から保育園の開園・休園の決定を全国単位ではなく、地域内感染のレベルに応じて地方自治体ごとに決定することにすると発表した。これは首都圏以外の地域では、コロナ19の拡散傾向が衰えているからだ。

※関連記事「「コロナ」無差別拡散…首都圏「ステルス感染」の恐怖
  • 毎日経済_チョン・スルギ記者/キム・ヨンジュ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-05-29 17:48:59




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