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ソウル市の感染、どこまで?…卓球場→龍仁教会→光明老人施設

「光明老人保護センター」で6人 

ソウル市の卓球場から龍仁クンナム教会につながった「コロナ19」集団感染の連鎖は、光明市の「光明老人保護センター」に拡大した。コロナ19患者が一度に6人も現れた光明老人保護センターは、入所者全員が高齢であるうえに認知症などの長期療養等級を受けた状況であることから、さらなる確定者出現の可能性を排除することはできない。

9日の京畿道と光明市によると、光明市光明3洞の「光明老人保護センター」入所者3人と施設従事者3人が確定判定を受けた。入所者3人はすべて80代であり、従事者は看護助手とセンター長、療養保護士だ。これらの確定者は、去る3日と4日にセンターを訪れた71歳の女性から感染したと推定される。この女性は3日、センターで時間を過ごした後に龍仁のクンナム教会で夜間礼拝を行い、4日に再びセンターを訪問して入所者と時間を過ごした。

龍仁クンナム教会は、先月28日にソウル市陽川区の卓球場を訪れた訪問者が同月31日に礼拝を行い、現在までに直接または間接の感染者20人が出てきたところだ。この女性はソウル市九老区に住んでいるがさいきん光明市から引っ越してきたもので、センターを頻繁に訪れて入所者28人と施設従事者16人など44人と接触したことが確認された。

仁川では祖父・娘・孫娘などの一家4人を含めて5人の感染者が追加で発生した。これによって仁川市の累積患者は計291人に増えた。仁川市によると、仁川市弥鄒忽区(みちゅほるく)に居住する71歳男性と、男性の娘(39歳)、孫娘2人(13歳と9歳)が陽性判定を受けてキル病院と仁川医療院でそれぞれ隔離治療を受けている。防疫当局は孫娘2人が通っている南仁川女子中学校と文鶴初等学校を閉鎖し、それぞれの学校の運動場にウォークスルーを設置して在校生の検体を調べている。

この日、ソウルでは冠岳区の健康用品訪問販売会社である「リッチウェイ」関連での感染者が1人増え、前日に確定者が出た江西区麻谷洞の「SJ投資会社」コールセンターでも従業員1人が追加で確定された。このほかに松坡区文井洞(むんぢょんどん)に所在する江南デソン学院でも陽川区卓球場を訪れた20代の男性調理補助員が確定判定を受けた。松坡区は受講生と職員など451名に対して検査を実施中だ。

この日の午前にコロナ19による死亡者も2人発生した。一人は「クーパン物流センター」勤務者を通じた地域伝播であり、もう一人は京畿道広州市の「幸せな療養院」入所者だった。ただし急性肺炎で死亡した浦項高校3年生は陰性判定を受けた。

一方、10日から歌の練習場やクラブなど感染症伝播リスクの高い施設に入るには、個人を特定できる情報が含まれた「QRコード」を必ず取得しなければならない。これにより、リスクの高い施設の訪問者はネイバーが提供するサービスを稼動させて「QRコード」を入手し、これを介して個人情報欄に名前と連絡先を入力しなければならない。電子出入りリストを必ず導入しなければなら設備は、△ハンティング屋台△、感性居酒屋、△カラオケ、△キャバクラ、△コルラテック、△ノレヨンスプチャン(歌練習場)、△室内集団運動施設(ズムバ、テボ、スピニングなど)、△室内スタンディング会場(観客席の全部または一部が立席で運営されている会場)など8カ所だ。
  • 毎日経済_チ・ホング記者/キム・ヨンジュ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-06-09 18:01:35




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