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大韓民国代表マスク「KF94」、再び輸出の途に


  • 大韓民国代表マスク「KF94」、再び輸出の途に
  • ケイエム(KM)社が生産した大韓民国代表マスク「KF94」が11日、米国とインドに輸出するためにトラックに積み込まれている。今回の輸出再開でケーエムは第1次分28万枚(約45万ドル)を米国やインドなど海外に供給する。


米国や欧州、東南アジアなどの海外で高い人気を享受している大韓民国代表マスク「KF94」が11日、米国とインドに輸出の途に就く。輸出が制限されてから3ヶ月ぶりだ。

政府は去る3月6日からマスクの円滑な国内需給のために、保健用または外科用マスクの輸出を全面制限した。しかし食品医薬品安全処は改正告示を通じて今月1日から、保健用マスクに限って当日の生産量の10%までの輸出を可能にした。

これは最近になって国内の「コロナ19」の拡散傾向がある程度落ち着いたことで、国内のマスク需給が安定したためだ。特にマスク輸出業者の継続的な提案が多かった。実際にこの間、輸出業者は「大韓民国は輸出で暮らす国だ。この機会に品質の良い我が国のマスク輸出を通じて、K-防疫の位相を高めなければならない」と強調してきた。

これに対して食品医薬品安全処もマスクメーカーと数回の懇談会を進め、輸出が可能なように通知を改正した。まさに食品医薬品安全処が国内需給の動向分析と輸出戦線の先頭に立ったわけだ。

医療用マスクなどを専門に生産するケイエムのシン・ビョンスン会長は、「先月の中旬に海外の取引き先からKF94保健用マスクの輸出提案を受けた。当時は輸出が制限されていて、残念な心境で放棄した。しかし今月から輸出が一部許可されて契約を締結しており、今回は輸出に乗り出すことになった」と話した。実際にケーエムは今回の輸出再開の措置にしたがって、28万ケースを輸出用として確保した。この量は6月1日から6月9日までの総生産量の10%であり、金額で計算すれば総45万ドルに達する。

これに先立ち、ケイエムは米国食品医薬品局(FDA)と欧州認証(CE)を受けるなど、瞬発力のある準備の末に11日夕方の飛行機便で1次物量を米国とインドに送ることになった。

この間に海外市場では低品質な中国産マスクが大量に流通したが、海外の消費者の不満は多かった。関連業界は今回の品質の良い国産マスクの輸出を通じて、「K-防疫」の位相と威力をもう一度誇示できるものと期待している。

ケイエムは今年、米国とヨーロッパやインドはもちろん、中南米やインドネシアなどの新規市場開拓を通じて保健用マスクの輸出量を今年は大幅に増やす計画だ。
  • 毎日経済_イ・ビョンムン医療選任記者㏄
  • 入力 2020-06-11 11:14:03




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