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「海外流入」確定者43人…110日ぶりで最多


  • 「海外流入」確定者43人…110日ぶりで最多
  • 海外流入確定者数の推移


全世界で「コロナ19」の流行が継続しているなか、国内でも海外流入感染者の割合が増えている。コロナ19の新規感染者が5日ぶりに60人台を記録したなか、海外流入は43人で地域発生の倍を超えている。特に最近では外国人感染者の割合が大幅に増えた状況だ。

13日の中央防疫対策本部によると、この日の午前0時の時点でのコロナ19の新規感染者は62人で、8日ぶりに再び60人台となった。

このうち海外流入の新規感染者43人は、去る3月25日(51人)以来の110日ぶりで最も多い。海外流入事例のうち18人は検疫の過程で確認され、残りは自己隔離中に陽性判定を受けた。海外流入事例は今月に入って大幅に増加している。月別にみると5月は約190人で6月は約330人だったが、今月にはすでに270人を超えた。ここ2週間の感染経路をみると、722人のうちで海外流入が42.7%と高い割合を占めている。

中央防疫対策本部は12日、世界の一日新規感染者は世界保健機関(WHO)によると20万人を超えたし、大陸別にみると米州地域が全体の中で57%、アジア地域が20%を占めていると明らかにした。また、中央災難安全対策本部は3~9日の間、海外入国者は一日平均4583人だったが、このうち1803人が外国人だったとした。去る2日までの一週間の間に、一日平均で1416人だった外国人は27%ほど増加した。問題はこのうちで入国後にコロナ19の陽性判定を受ける感染者数が増えているということだ。中央防疫対策本部によると5~11日、海外流入確定者158人のうち116人(73.4%)が外国人だった。防疫当局は海外入国者の場合は2週間の自己隔離または施設隔離が義務適用され、入国後3日以内にコロナ診断検査を受けるため、地域社会の感染伝播の懸念は小さいという立場だ。それでも外国人入国者に対する隔離と治療などが必要なだけに、わが国の防疫・医療システムに負担を与える恐れは大きい。

主な地域社会における確定者の発生は、12時の時点で京畿道光明市の内科医院で透析患者が確定された後、また別の透析患者2人と確定者の家族2人などが追加されて計5人が確定された。京畿道水原市の霊通区の家族2人感染し、このうちの1人が育児ヘルパーとして勤務した家庭でも4人が追加で感染したが、そのうち2人は保育園児だった。光州市の訪問販売と関連しては、イルゴク中央教会関連で1人、バドミントンクラブに関連して2人、T WORLD(携帯電話店)関連で2人など、5人が追加感染して計140人が確定された。

一方、梅雨が終われば訪れる猛暑も、防疫の最大の峠になりうるという懸念が出ている。休暇の季節を迎え、多くの人波が海水浴場などの観光名所に押し寄せる可能性があるからだ。

政府は地方自治体ごとに、特性に合った防疫対策を注文した。特に江原道の場合、防疫対策として大型海水浴場8ヶ所に混雑を緩和させるために砂浜の区画やパラソルなどを予約・配分するようにした。

シャワー場のような多重利用施設の防疫管理のためにゲート防疫器を設置して、1日3回以上の消毒と換気を行うようにした。施設利用率は50%に制限した。特に江陵市は海水浴場訪問者の発熱を確認後、「安心リストバンド」を着用させることにした。
  • 毎日経済_チョン・スルギ記者/キム・ヨンジュ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-07-13 17:58:26




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