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海外流入感染者、16日だけで47人…3月末以降で最多


「イラク発」の国内コロナ19確定が二日の間に34人も発生し、最近は地域社会よりも海外流入を通じた感染拡散の傾向がすます速くなっている。

16日の中央防疫対策本部によると、この日の午前0時の時点で新規感染者61人のうち海外流入は47人で、地域社会での発生者数(14人)に比べ3.4倍の水準だった。海外流入の47人は去る3月25日の51人に続き、113日ぶりの最多記録だ。

特にこの日、京畿道では新規感染者21人のうちの地域発生者は3人だけで、残りの18人はすべて海外流入の確定者だということが分かった。これによって京畿道の累積感染者は計1404人で、ソウル(1449人)に続き京畿道さえも慶北地域の累積確定者(1393人)を上回った。この日、海外流入47人の中で最も大きな割合を占めたのはイラクから入国した韓国人労働者の20人だった。

中央事故収拾本部のユン・テホ防疫総括班長は、「中東地域で以前から感染者の発生があったし、外信を通じてイラクの建設現場を中心に中東内での集団発生の報告を受けている」とし、「その余波でイラクで働くわが国の国民が多数さらされたものと判断する」と述べた。

当局によると、今回の確定者は主にイラクのカルバラ現場勤務者だと把握される。この現場では現代建設と現代エンジニアリングやGS建設、SK建設など4社の建設会社と下請け協力会社など、680人あまりの韓国人職員が勤務しており、このうち100人が14日に帰国した。

4つの建設会社の合弁会社は、バグダッドの南120キロメートルほどのカルバラ地域での、原油精製施設の付帯設備の建設事業を進めている。去る9日、外国人労働者の確定判定後、工事現場が緊急閉鎖されて、すべての従業員が宿泊施設での隔離に入った。

先月26日、釜山の甘川港に入港したが影島のある修理造船所に移動したロシア船籍の遠洋漁船でも、ロシア船員3人が16日に追加確定判定を受けた。これによって甘川港では一ヶ月のあいだにロシア船員の確定者23人が発生した。

一方、京畿道始興市に位置する始興ソウル大療養病院では、去る15日の最初のコロナ19患者の発生後、16日に確定者2人が新たに追加された。当局はこの病院の最初の感染者が疑わしい症状を示しても6日が過ぎて診断テストを受けたという事実を確認した後、当該の療養病院が防疫守則を正しく遵守したかどうかを調査中だ。

一方でこの日、食品医薬品安全処の現行保健用マスク(KF80・KF94)と手術用デンタルマスク、一般マスク(KF55~80)などの市販のマスク製品の着用勧告事項を公開した。特にヤン・ジニョン食品医薬品安全処次長は、「生後24ヶ月未満の乳児や自らマスクを脱ぐことが難しい人は、マスクを着用していないことが望ましい」と強調した。

コロナ19が疑われる患者をせわする場合、KF94以上の保健用マスクを着用しなければならないと付け加えた。
  • 毎日経済_ソ・ジヌ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-07-16 17:42:53




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