韓国軍、軍用通信衛星を確保…世界で10番め

「アナシステム2号」 

韓国の初の軍事通信衛星である「アナシス2号(ANASIS-Ⅱ)」が21日、打ち上げに成功した。これによって韓国は世界で10番目に、軍事専用の通信衛星を保有する国になった。防衛事業庁は21日午前6時30分、アナシステム2号が米国の民間宇宙探査企業スペースXのファルコン9ロケットで発射されたと発表した。アナシス2号は高度630キロメートルm地点でロケットから分離され、午前8時19分(韓国時間)に仏トゥールーズにある衛星管制センター(TSOC)と信号を送受信する最初の交信に成功した。

これからアナシス2号は中間軌道の変更を経て、約8日後に静止軌道である3万6000キロメートル上空に安着する予定だ。その後は3ヶ月ほどの点検期間を経た後、韓国軍で引き取って任務を遂行することになる。去る2014年に事業に着手し、7年間の開発過程を経て発射に成功したアナシス2号は、従来の民・軍公共通信衛星として活用された「ムグンファ5号衛星(ANASIS)」を代替し、初の軍事専用通信衛星として活躍することになる。

アナシス2号は既存の通信衛星と比較して、データ伝送容量が2倍以上に増えて、敵の妨害(通信妨害)攻撃にも通信を維持する能力が向上した。既存の軍民両用衛星は軍専用ではないので、敵のジャミング攻撃にさらされるという脆弱性を抱えていた。チャン・フイソン防衛事業庁スポークスマンは、「通信衛星を通じて、単独運用可能な常時ネットワークを軍に提供きるものと期待している」と述べた。現在、軍は衛星を利用した部隊間の通信、部隊と将兵間の通信、将兵と将兵間の通信システムを構築している。衛星端末を着用して作戦に出る場合は、将兵らはいつでもどこでも通信が可能となる。

アナシス2号が予定通り来年初めに戦力化されると、韓国軍は世界で10番目に専用軍事衛星を運用する国となる。韓国軍はまた、専用通信衛星の運用経験を選手に、今後は新たな戦場である宇宙空間での監視偵察、早期警報衛星などの宇宙国防力を段階的に確保していく計画だ。

アナシス2号は韓国軍がF-35Aステルス戦闘機を導入して、ロッキード・マーチン社と結んだ折衝交易(武器販売にともなう技術移転などの反対給付)で提供されるものだ。
  • 毎日経済_パク・マンウォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-07-21 17:50:31