「やあやあジャパン」?…対日貿易赤字の幅大きく

任天堂が大ヒットし、レクサスの販売回復 


  • ユニクロは今月、国内9店舗を閉店する。韓・日関係の悪化に起因する売上げ急減からだ。写真は営業終了を控えたユニクロ江南店に掲げられた案内文。 [キム・ホヨン記者]


日本の輸出規制から1年が過ぎた去る7月の貿易成績で、対日貿易赤字が1年前よりもむしろ増えた。対日貿易は今年1月から4月まで赤字幅が減少した。しかし、5月に入って状況は逆転した。

5月の1ヶ月、対日貿易赤字幅が前年同期よりも2億ドル増加した。6月と7月にも対日貿易赤字が発生することで、3ヶ月連続で対日貿易赤字を記録する。強制徴用財産の返還などに再び韓・日間の緊張感が高まり、韓・日両国の産業界にも緊張感が高まっている。

対日貿易赤字が大きくなった最大の理由の一つは、半導体関連製品の輸入増加だ。韓国政府はこの1年間、素材・部品・装備などのいわゆる「素部装」の国産化のために高純度フッ化水素、フォトレジスト、フッ素ポリイミドなどの3大品目の自立化に乗り出した。ただしこの3大品目の割合は全体の中で1.8%に過ぎず、対日貿易への影響はわずかだ。 3大品目をはじめとする一部の品目の代替には成功したが、まだ半導体関連の産業では、日本に対する輸入依存度は高い。 7月の韓国全体の半導体輸出は5.6%上昇した水準だが、日本から持ってくる半導体関連の機器や素材の輸入は、これよりもはるかに高く61%上昇した。国内の半導体製造景気が回復し、日本から取り寄せる半導体関連の素材・部品・装備の需要も増えたわけだ。このような状況では危機感が高まっている韓・日関係が、さらにまた産業界の緊張感を高めた。

日本産の素材や部品の依存度が高く、追加の規制対象になる恐れがある代表的な項目はシリコンウェハだ。シリコンウエハは電子回路を刻む薄い板で、半導体の核心原材料だ。韓国貿易協会が集計した今年1~6月の輸入統計を見ると、シリコンウエハ全体の輸入で日本製品が占める割合は43%だった。 2位の中国(23%)と3位のシンガポール(16%)を合わせた数値よりも大きい。


韓国国民は昨年半ばから今年初めまで、対日貿易赤字を減らすために日本産製品に対するの不買運動を行った。 1年が過ぎた8月現在、企業・消費者間の取引(B2C)の商品群で、ブランド別に克明に実績が分かれる状況だ。不買運動のターゲットにされた製品は撤退のレベルまでになったが、一部のプロモーションと製品性を優先させる商品は不買運動と関連せずに再び好調を記録している。

自動車分野をみると、日産は国内から撤退する手順を踏んだが、レクサスは不振を克服して再び以前の軌道に戻ってきた形だ。レクサスは昨年半ばから始まった日本車に対する不買運動以来、初めて今年の6月に月の販売1000台を回復した。積極的な新車のプロモーションを展開して販売の反騰を見せていたレクサスは、5月の727台に続いて6月には1014台を販売し、月1000台の回復に成功した。

「メビウス」「キャメル」「セブンスター」などを販売しているグローバルたばこ企業のJTI(Japan Tobacco International)は不買運動をかわした。 JTIは国内の主要タバコ事業者の中では唯一、フィリピンで製品を生産して国内に持ち込んでいる。関税庁の輸出入貿易統計によると、今年上半期にフィリピンから輸入したタバコの量は1921トンと輸入額は2591万ドル(約308億ウォン)で、前年同期比でそれぞれ33%と36%増加した。

『あつまれ どうぶつの森』で大当たりをとった任天堂も、かなりの利益を手にした。日本製品の不買運動にもかかわらず、韓国任天堂の売上げは増加傾向を示した。金融監督院によると、昨年の韓国任天堂の売上げは2305億ウォンで、前年同期比で36%ほど増加した。

「任天堂スイッチ」などの商品の売上げは2149億ウォンで、ダウンロードなどのデジタル売上げは147億ウォンを記録した。販売好調によって、営業利益は前年同期比で68%増の126億ウォンを記録した。韓国任天堂は日本の任天堂が持分100%を保有している子会社だ。ゲーム業界の関係者は、「コロナ19の余波で室内で余暇を楽しむ人が増えて、オンラインデジタルコンテンツの需要が増加したことが売上げの増加につながった」と分析した。
  • 毎日経済_オ・チャンジョン記者/カン・インソン記者/カン・ミンホ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-08-02 18:09:55