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文大統領「厳しく処断」…コロナ再拡散の教会・保守団体

「国家防疫システムへの挑戦」 

文在寅(ムン・ヂェイン)大統領は16日、ソウルと首都圏の「コロナ19」再拡散を引き起こした一部の教会と保守団体に対して、「政府は強制手段を動員しても断固として強力な措置をとる」とし、「公共の安寧と秩序を毀損する不法行為を厳しく処断する」と明らかにした。

この日、文大統領はSNSに載せたメッセージで「国家防疫システムに対する明白な挑戦であり、国民の生命を脅かす許せない行為」だとした。コロナ19の拡散傾向に油を注いだ一部の教会と、週末集会の団体に強力な警告を送ったわけだ。これまで安定を見せたコロナ19の新規感染者は、この日だけでソウルと首都圏で245人の計279人に急激に増えている。

文大統領は「大規模な集団感染源となっている一部の教会の状況は非常に憂慮している」とし、「防疫上の注意を守らずに無視する態度を見せ、確定者を大量に発生させた集団感染後も、検査や防疫調査などを拒否している」と指摘した。また文大統領は、「隔離措置が必要な人の多くが街頭デモに参加し、全国から来た集会参加者にコロナが伝播したかもしれない深刻な状況」だと憂慮した。続いて「コロナの拡散を防ぐために、全国民の努力に水を差すたいへん非常識な行動」だと強く批判した。去る15日、ソウル市の光化門広場に数万人が集まった集会を強行した保守団体を直接狙ったものだ。

文大統領は「集団感染が発生した一部の教会に対する確定者の検査が行われており、2次、3次感染の可能性も少なくない」とし、「当分のあいだは大規模な新規感染者の発生が続くと予想される、非常に厳重な状況」だと述べた。続いて「新天地教会の後に迎えた、わが国の防疫の成否を判断する重大な節目」だと強調した。政府は直ちにソウル市と京畿地域社会の「社会的距離の確保」を第1段階から第2段階に格上げした。高リスク施設と業種の利用を制限し、強化された防疫準則が適用される。

文大統領は「大規模な感染が発生している教会の協力が絶対的に重要だ」とし、「マスクの使用と距離を置くことを必ず実践し、密集・密閉・密接の3密環境にさらされやすい小集団活動を自制してほしい」と念を押した。また、「集団感染が発生した教会の信徒たちと家族および接触者、昨日の集会参加者と家族と接触者はすみやかな診断など、防疫措置に積極的に協力していただくことを訴えたい」と述べた。
  • 毎日経済_イム・ソンヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-08-16 16:25:05




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