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韓、首都圏の防疫を強化…教会は対面礼拝を禁止

チョン総理「第3段階も検討」 

  • 韓、首都圏の防疫を強化…教会は対面礼拝を禁止

首都圏の教会をはじめ全国各地で「コロナ19」の感染が拡散し、5日ぶりに国内の感染者数が1000人に迫った。 去る18日の中央防疫対策本部によると、この日の午前0時の時点で海外流入11人を含む、国内の確定者数は246人と集計された。地域社会での確定者235人のうちではソウルが131人で最も多く、京畿52人と仁川18人など、この日も首都圏に患者が集中した。

最近、国内のコロナ19確定者数は去る14日から103人→166人→279人→197人→246人など、「光復節」連休をはさんだ5日間でなんと991人に急増した。これらの新規感染者は世宗市・慶南地方・済州地方などをのぞいた12の市・道から出ており、全国拡散の懸念はさらに高まっている。

特にソウル市城北区の「サラン第一教会」などの宗教施設から始まった感染が、療養病院やコールセンターなどの伝播したが、これらとは別ににソウル市内の警察署でも確定者が出ており、全方位的な感染の拡散局面が現れている。 18日の昼12時までに、サラン第一教会に発する全国の確定者は新規で138人が追加され、計457人に増えた。

この教会に発する全国拡散もすばやく進んでいる。ソウル市282人と京畿119人など首都圏だけでも432人であり、大邱市・忠南地方・慶北地方などの非首都圏でも今までに25人がサラン第一教会に関連する確定者であることが分かった。

この日の午前0時の時点で、防疫当局が確保した4066人のサラン第一教会の信徒の中で所在が把握された信徒は3436人で、これらはソウル・京畿などの首都圏をはじめ、ほぼ全国すべての地域に分布しており、全国拡散に対する懸念が高まっている。

特にこの教会関連の感染者のうちで8日、景福宮近くの集会と15日の光化門集会に参加した人も、少なくとも10人以上であると把握された。中央防疫対策本部のクォン・ジュヌク副本部長は、「いまや新天地大邱教会当時よりもはるかに大きな危機状況」だとし、「該当の教会に発すると疑われる患者に対する診断テストが遅れると、米国と欧州の悲惨な状況を私たちも迎えることができるが、その境界に来ている」と述べた。

政府はこの日の午後、丁世均(チョン・セギュン)国務総理の主宰で、主要部処とソウル市長権限代行、京畿道知事などが参加する緊急重大本会議を開き、「強化された社会的距離の確保」を発表した。第3段階への格上げは先送りした。

まず対象地域としてこれまでのソウルと京畿地域だけでなく、生活圏をともにする仁川を追加した。これらの地域については、室内50人以上、屋外100人以上が対面で集まるすべての集会・会議・イベントは原則として禁止される。首都圏に所在する教会は非対面礼拝のみ可能とし、その他の集会や活動は禁止される。またクラブやカラオケ・歌練習場、ビュッフェ、ネットカフェなど12種の危険度が高い施設と、国公立の室内施設の運営も中止する。「勧告」レベルにとどまっていた第2段階の措置に「強制」を付与したものだ。

この一方で、チョン総理は第3段階の社会的距離の確保へ強化する可能性も維持した。チョン総理は、「いま防疫網の統制力を回復できなければ、社会的距離の確保を第3段階への格上げを検討するしかない」と語った。

※関連記事「「50人以上集まれば罰金」…韓、防疫規則を強化
  • 毎日経済_ソ・ジヌ記者/キム・ヨンジュ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-08-18 21:17:22




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