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韓防疫当局、首都圏での防疫に総力…「千万市民中断週間」

30日から9月6日まで 

  • 韓防疫当局、首都圏での防疫に総力…「千万市民中断週間」

ソウル市は30日から9月6日までの一週間を「千万市民中断週間」に宣言した。ソウル市内の「コロナ19」確定者が連日3桁を記録したことで、拡散傾向を遮断するための措置だ。さいきんは高齢確定者が増え、死亡者も増加傾向を示すなかで、国内感染者は2万人突破の秒読みに入った。

ソウル市は「千万市民中断週間」期間である30日から来月6日まで、夜9時以降はソウル市内バスを削減運行することにした。これによって20の混雑路線と深夜バス、マウルバスを除く325路線の夜間運行回数が現在の4554便から3664便に、910便が減ることになる。ソウル市は車内放送システムなどを活用し、市民が「社会的距離の確保」に参加するように促し、バス情報案内電光板を通じて削減運行を案内する計画だ。

■ ソウル市、営業制限を全数点検

ソウル市のソ・ジョンヒョプ市長権限代行は30日午前にソウル市庁で定例ブリーフィングを開き、「この期間に市民は各自が防疫主体として、最大限に外出と出会いは自制し、外部の活動を停止していただきたいと切に訴えたい」と述べた。ソウル市はこの日、「千万市民中断週間」に合わせて強化された「社会的距離の確保」指針を出した。屋台や露天商、フードトラックなどの人が集まる風船効果を防ぐために、許可の有無にかかわらず全ての種類の飲食店に対して一般飲食店と同じ集合制限措置が適用される。これによって、これらの飲食店も夜9時から翌日午前5時までは梱包・配達営業のみ許容される。

ソウル市は1040組(2160人)を投入して、官民合同の特別全数点検を行い、違反行為が確認されるとすぐに集合禁止措置を施行することにした。

体育施設法では民間室内スポーツ施設に分類されていない卓球場、ピラティスなどもジム、スポーツクラブ、ビリヤード、ゴルフ練習場などの民間室内体育施設と同様に集合禁止命令が適用される。首都圏に所在する10人以上のすべての学習塾は非対面授業だけが許可され、図書室とスタディカフェも集合禁止命令が適用される。さいきん集団感染が発生している訪問販売業者と関連して、公正取引委員会と協力して不法なマルチ販売業者の申告褒賞金を一時的に200万ウォンから500万ウォンに上方修正する計画だ。

■ サラン第一教会の患者1035人

この日の中央防疫対策本部によると、昼12時の時点でソウル「サラン第一教会」に関連する感染者は17人増えて累積1035人に、ソウル都心の集会に関連する感染者は62人追加された369人だ。疫学調査の結果、光化門都心集会のために9つの教会とソウル市中浪区の緑色病院の計10ヶ所で追加の伝播があり、関連する確定者は118人と集計された。また緑色病院と大邱の「ウネロビジョン教会」と「アガペー教会」の事例は、「光復節都心集会」との関連性が確認された。首都圏の教会を中心に新たな集団感染も確認された。ソウル市永登浦区の「クンクォンヌン教会(17人)、ソウル市銅雀区の「ソウル神学校」(22人)、京畿道平沢市「ソヘロ教会」(10人)などで集団感染が発生した。

■ 防疫当局「感染経路の把握限界」

中央防疫対策本部の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)本部長は、「首都圏の場合、1日の確定者数が大幅に増えており、疫学調査チームを強化しているが限界に達した状況」だとし、「感染者の規模はもちろん、人間の接触が減ってこそ疫学的対応もより効果がある」とした。

中央防疫対策本部によると、この2週間あたりの感染経路が明らかにされていない患者の割合は21.5%で、防疫当局の集計後で最高値を記録した。大邱では4月1日以降の152日ぶりに、一日あたりの確定者が30人を超えた。クォン・ヨンジン大邱市長は30日のブリーフィングで、「首都圏に発する感染が私たちの地域に拡散する恐れが現実化する様相を見せている」とし、「必要であれば、首都圏のように社会的距離の確保の段階を改善することがある」と述べた。

新規感染者のうちの相当数が「大邱サラン教会」の信徒であり、これらは親といっしょに光復節の「光化門集会」に参加した後に確定判定を受けた中学生の信徒と礼拝で密接接触して感染したことが分かった。

済州島はコロナ19確定者が訪れていた行政機関の一部の部門が閉鎖された。 30日の済州道によると、コロナ19に確定された牧師夫婦が訪れた西帰浦市の安徳面沙係里(さげり)所在の山房山炭酸温泉を利用した後、確定判定を受けた「済州40番」確定者が最近、済州島庁済州市役所を訪問したことが確認された。

中央防疫対策本部によると、午後12時の時点で「大邱サラン教会」関連の感染者は34人だ。大邱市は対面礼拝の自制要求を無視した教会の牧師を告発することにした。

■ 死者が連日発生、増加の懸念

国内感染者は近いうちに2万人を超える見通しだ。 30日の中央防疫対策本部によると、この日の午前0時の時点でコロナ19の新規感染者は299人増えて累積1万9699人だ。死亡者は合計323人で、このうち基底患者が97%だ。特に死亡者は27日に1人、28日に3人、29日5人、30日2人など、さいきん増加の様相を帯びている。

30日の時点で重篤・重症患者は70人で、ここ2週間で5倍以上も増加した。このうちで60代以上が85.7%を占めた。高齢者が主に利用する介護施設と医療機関の集団感染事例は、今月は17件で105人に達した。感染経路を見ると、従事者による伝播の事例が10件で最も多かった。
  • 毎日経済_釜山=パク・トンミン記者/ソウル=パク・スンチョル記者/チョン・スルギ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-08-30 18:05:44




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