トップ > コリアナウ > 社会 > 韓、首都圏の「2.5段階」を1週間延長

韓、首都圏の「2.5段階」を1週間延長


  • 韓、首都圏の「2.5段階」を1週間延長

「夕食商売で暮らしているのに9時までしかホール営業ができないので、一週間のあいだ夜7時までに2組の客から3万ウォンを売上た」。ソウル市鐘閣の繁華街に位置した食堂のオーナーは4日、「社会的距離の確保2.5段階」が一週間延長されるというニュースにめ息をついた。前年同期と比較すると10%未満の水準で、「2.5段階」の施行前に比べても20~30%水準で売上高が減少した飲食店が続出するなかで、「2.5段階」がまた延長されると自営業者・外食業界は回復不能のダメージを受けるという憂慮が大きい。

パク・ヌンフ保健福祉部長官(中央災難安全対策本部1次長)はこの日、「全国に対する距離の確保措置2段階を2週間、首都圏の強化された2段階の措置は1週間、それぞれ延長することを決めた」と明らかにした。首都圏にはこれまで「強化された2段階」の措置を1週間延長するが、いくつかの措置をさらに強化することにした。一般飲食店などは夜間の時間帯で、フランチャイズのカフェはすべての時間帯で、包装と配達のみを許可するなどのこれまでの措置は維持される。

しかしこの1週間は、これらに加えて包装と配達のみを許可するカフェの範囲を、フランチャイズ型の製菓・製パン店やアイスクリーム店にまで拡大する。

パク長官は「多数の人々が長時間密集する特性がカフェと類似しているという意見を反映した追加措置」だとし、「首都圏の場合は飲食店と学校や屋内体育施設など多くの施設の運営が制限され、庶民層の経済的困難が大きい状況を考慮して、延長期間を1週間だけ追加することを決定した」と明らかにした。

首都圏の「距離の確保」を延長したのは、確定者は減ったが依然として心配するべきレベルだからだ。感染の様相も飲食店やカフェ、屋内スポーツ施設と小集会など、日常生活と密接した場所で集団感染が連鎖的に発生しており統制がむつかしい。ここ2週間に発生した患者のうち、感染経路を確認できなかった割合も、継続して20%を超えている。

小商工人らも防疫措置に積極的に協力するだろうが、政府の果敢な支援策が必要だと訴えた。小商工人連合会の関係者は、「事態が長期化すれば本当に深刻な状況になるだろう」とし、「賃借料や休業支援金支援など、政府の積極的かつ迅速な対策が切実だ」と語った。

※関連記事「韓、防衛当局「まだ危険…いつでも爆発的に増加」
  • 毎日経済_キム・ヨンジュ記者/カン・インソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-09-04 17:46:01




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア