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韓、集団免疫は事実上不可能…抗体形成率0.04%

コロナ抗体保持者、1440人にたった1人だけ 

  • 韓、集団免疫は事実上不可能…抗体形成率0.04%
  • コロナ抗体形成率調査/資料:疾病管理庁


わが国の国民の中で「コロナ19」の抗体を持つ割合は、他の国に比べて極めて低いことが分かった。「隠れ確定者」がほとんどないことから、集団免疫でコロナ19に対応することができないという分析だ。

14日、中央防疫対策本部は国民健康栄養調査の残余血清を活用した、コロナ19の抗体価に対する2回目の調査結果を発表した。去る6月10日から8月13日までに収集された検体1440件の血清を土台に中和抗体(ウイルスを無力化させることができる抗体)などを検査した結果、たった1件だけ陽性が確認され、抗体形成率は0.07%に過ぎなかった。

中央防疫対策本部は4月21日から6月16日までに収集された国民健康栄養調査の検体1555件と、5月25~28日にソウル西南圏の医療機関の来院患者1500件など、計3055件に対する抗体形成を7月初めに明らかにした。当時も国民健康栄養調査の検体では陽性が出なかったし、西南圏の医療機関の患者だけが1件陽性に出て、抗体形成率は0.03%だった。

このように1・2次調査の両方を合わせると4495件のうち2件だけが陽性であり、抗体形成率は0.04%にとどまっている。一般的に、ウイルス感染症にかかった後に体内のウイルスを無力化する中和抗体が形成されるが、抗体かどうかを調べる検査を通じて、コロナ19への感染事実を知らないままに過ぎ去っ患者を含め、完全な物理患者の規模を見積もることができる。米ニューヨーク市(24.7%)や英ロンドン市(17%)などでは二桁に達する高い抗体形成率が調査された。

中央防疫対策本部の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)本部長は「今回の2次調査の結果は検体の収集時期が8月14日以前であり、8月中旬以降の流行状況を説明するには制限的」だとしながらも、「国内の抗体形成率が他の国に比べて低いのは、6月から8月初までの国内確定者少なかった影響であり、国民の自発的距離の確保と生活防疫の努力が結果として現れたものと考えられる」と説明した。

専門家らは概して今回の調査がその時期と方法上、現在の国内コロナ19の感染状況を明らかにするにはあまりに力不足だと口をそろえた。

高麗大学九老病院のキム・ウジュ感染内科教授は、「すでに過ぎ去った状況ではなく、新規感染者数がまだ3桁である現在が重要で、2次大流行以来の最近の時期に検体の調査をすべきだ」とし、「6月から8月中旬までの調査では、意味のある結果を見出すことは難しい」と指摘した。セブランス病院のチェ・ジュニョン感染内科教授は、「国民健康栄養調査の調査時とは異なり、現在の2次大流行の時期の最大の特徴は20%を上回るほどの高い感染経路不明患者の割合」だとし、「今回の調査はこれを適切に反映していないわけで、追加の調査が重要だ」と語った。

一方、14日の国内の新規感染者は国外流入の11人を含む計109人で、三日めで減少を続けた。特に国外流入を除く地域社会の感染(98人)は、二日連続で2ケタを記録した。
  • 毎日経済_ソ・ジヌ記者/チョン・スルギ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-09-14 17:49:25




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