蔚山の高層雑居ビルで大規模な火災

住民88人が病院で治療 

  • 蔚山南区達洞のサムファンアールヌーボー住商複合ビルが炎に包まれている。 [写真=読者提供]


「ハングルの日」連休を控えて、蔚山の33階建ての住商複合アパートで大規模な火災が発生した。真夜中の大規模な火災に驚いたアパートと近所の住民数百人はすばやく避難した。この火災で住民88人が煙吸入と擦り傷などで病院に運ばれ治療を受けた。幸いなことに死者はないことが分かった。

去る8日午後11時16分頃、蔚山南区達洞(たるどん)のサムファンアールヌーボー住商複合ビル(127世帯)で火災が発生したという申告が119で受信された。この日の午後11時07分頃に始まった火は、強い風とともに建物の外壁をつたって一瞬のうちに屋上に向かって広がった。一時は建物の外壁全体が炎に包まれて、一部の住民は避難階と屋上に避難した。一部のベランダからは「助けてくれ」という叫びも聞かれた。

119はこの日午前11時20分に現場に到着し、鎮火に乗り出した。大きな火は2時間ぶりに鎮火したが、建物内部に火が広がって完全な鎮火には時間がかかった。消防隊員は大きな火を消した後、各層を調査しながら住民を救助した。消防隊員は建物の避難階と屋上に避難した住民54人を救助した。煙を吸いこんだ住民88人が病院に運ばれた。

今回の火災は建物12階のバルコニーから始まったものと推定される。外壁に広がった火が強風に乗って、23階と33階に火が移って建物全体に炎が広がった。外壁はアルミ複合パネルだと明らかにされた。 119はパネルとパネルの間の可燃性接着剤が急激に燃焼を起こしたものと推定した。

火災当日、蔚山は午前から強風注意報が発令されて、消防ヘリコプターを利用した消火や人命救助は不可能だったと119は説明した。消防ヘリコプターを利用した鎮火は、9日午前6時ころから始まった。火災当時、蔚山には梯子車がないことから、釜山に高さ70メートルの梯子車を要請した。蔚山が保有する梯子車の高さは52メートルで、超高層建物の消火には力不足だった。建物内のスプリンクラーは正常に動作したと119は明らかにした。

火災でアパートを出た住民は、蔚山市が用意した近くのビジネスホテルで夜を過ごした。行政安全部のチン・ヘン長官は9日午前8時蔚山駅に到着し、火災現場を訪問する予定だ。
  • 毎日経済_蔚山=ソ・デヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-10-09 08:22:14