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丁総理「この週末が拡散と沈静を分ける岐路」

自己隔離者、過去最高の7万人 

  • 丁総理「この週末が拡散と沈静を分ける岐路」

国内のコロナ19確定者が四日ぶりに500人台となった。政府は必要に応じて「社会的距離の確保」の段階を迅速に上げることができるように、常時検討していると述べた。重症患者の増加の可能性に備え、国立中央医療院に緊急治療用の病床をさらに30床を設置することにした。無症状性・軽症患者の治療のための生活治療センターも6ヶ所を追加で用意する。

中央防疫対策本部は、2日午前0時の時点におけるコロナ19の新規感染者数は511人であり、そのうちで地域発生は493人だと発表した。これは、一週間の地域発生の確定者が一日平均471.9人で全国の流行が本格化する「2.5段階」の基準(全国400~500人以上、またはダブリングなど急激な増加)を満たした。

■ 自己隔離者は7万人で過去最高

丁世均(チョン・セギュン)国務総理は「二日前から自己隔離者が過去最高の7万人を突破するほど、あちこちで感染が続いている」とし、「今回の週末までが拡散と沈静を分ける、重大な岐路になるだろう」と述べた。去る1日午後6時の時点で隔離者は7万2026人だ。チョン国務総理は「距離の確保」と関連して、「必要だと判断されたならいつでも実施できるように、追加の防疫強化策を事前に検討する」と強調した。中央災難安全対策本部のカン・ドテ第1総括調整官は、「現在の状況について厳重に認識しており、必要に応じて迅速に首都圏と全国の段階を格上げして感染の拡散を遮断できるように検討している」と述べた。

政府は距離の確保の効果がこの週末や来週初めにあらわれるものと予想した。中央事故収拾本部によると、全国の先週末(11月28~29日)の週末移動量は5786万3000件で、2週間前の週末よりも21.8%、直前の週末よりも12.2%減少した。首都圏の週末移動量は、2週間前の距離の確保1.5段階への格上げ前と比較して22.9%、1週間前よりは13.9%減少した。

■ 散発する集団感染

このような中で集団感染は発生している。この日もソウル市江南区大峙洞の英語塾(18人)、江南区のコールセンター(9人)、ソウル市麻浦区のホームショッピング会社(18人)、忠清北道清州市の化学会社(8人)、大田市儒城区の居酒屋(9人)、全羅北道群山市のアパート保守業者(10人)などで新しい集団感染が確認された。江南区の学習塾では修能(大学入試)を控えた高校3年生も1人確定された。この学習塾は窓がなくて換気しにくく、受講生間の距離の確保が不充分だったと指摘された。

コロナ19による「重篤・重症」患者は前日よりも4人増えて101人になった。重篤・重症患者が100人を超えたのはほぼ2ヶ月ぶりだ。集中治療病床が急速に枯渇し、政府は病床の確保をめぐって緊急事態になった。重篤・重症患者が入院できる病床は、重篤・重症者治療専門の治療病床44床と、医療機関の自律申告分の15床を合わせて59床に過ぎない。ビッグ5病院の集中治療用の病床は27床が残っている。重中央防疫対策本部は国立中央医療院に30床の緊急治療病床をさらに設置して、集中治療専門の病床として運営すると明らかにした。
  • 毎日経済_チョン・スルギ記者/ユン・ジウォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-12-02 17:36:38




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