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ソウル、一日で「最多」262人…4日続きで500人台


  • ソウル、一日で「最多」262人…4日続きで500人台

大学修学能力試験(修能=入試)を行った3日、ソウル市の確定者が262人と過去最大を記録するなど、「3次大流行」が首都圏を中心に頂点に向かって駆け上がっている。

3日の中央防疫対策本部によると、この日の午前0時の時点で新規感染者は540人と集計された。前日(511人)よりも29人増えた数値だ。

一日の新規感染者は11月26~28日に3日連続500人台を記録し、その後は三日のあいだは400人台に下がってきたが、再び500人台となった。重篤・重症患者が117人と死亡者は3人で、累積死亡者は計529人だ。

最近一週間の新規感染者は一日平均492.6人だ。このうちで地域発生(海外流入を除く)の確定者は一日平均466.7人で、全国の社会的距離の確保2.5段階の基準(全国400~500人以上、またはダブリングなど急激な増加時)を既に満たしている状況だ。

このことから、防疫当局は7日までの予定だった首都圏での「社会的距離の確保」第2段階措置を延長する可能性を示唆した。

中央事故収拾本部のソン・ヨンレ戦略企画班長はこの日のブリーフィングで、「現在は明確な患者減少が示されている状況ではない」とし、「7日に首都圏の2段階措置が終了するが、今週末まで確定者の推移を見守った後に延長するかどうかを議論する予定」だと述べた。同氏は「終了の可能性は低い」と付け加えた。

特にこの日、ソウル市では262人が確定判定を受けて、一日当たりでは史上最大を記録した。先月の25日に212人と26日に204人など、二度にわたって200人を超えたことはあるが、250人を超えたのは今回が初めてだ。ソウル市の確定者が増えたことで、首都圏の新規感染者(419人)も過去最大を記録した。ソウル市の累積感染者は9421人で、1万人に近づいた。

ソウル市の確定者数は先月初めまでは一日に20人台レベルだったが徐々に増加傾向を見せ、150~200人台を維持している。 第1次と第2次流行時には「新天地イエス教」などの特定の集団による大規模な集団感染事例を中心に感染者が追加されて、防疫対応は比較的容易だった。しかし今回の3次大流行は日常生活空間で同時多発的に感染が伝播しており、対応は容易ではない。

先月、初めて感染者が発生した瑞草区のアパートとサウナなど、2ヶ所の例では累積感染者がそれぞれ71人と75人が発生した。アパート入居者専用の施設を媒介にして利用者が感染した後、その家族や知人を経て連鎖感染が一ヶ月近く続いている。

室内スポーツ施設を媒介とした感染症も深刻だ。先月23日に最初の感染者が出てきた江西区のダンス・エアロビクス施設と関連して累積181人、ここから派生した病院関連の感染者34人で計215人が感染した。

先月25日に発生した中浪区の屋内体育施設関連の集団感染では26人が確定され、関連する確定者が利用したネットカフェで利用者7人が感染して累積確定者は33人に増えた。

学校・塾でも集団感染が頻発している。先月29日に始まった江南区大峙洞の英語塾に関連する感染者だけでも4日のあいだに22人に増えた。江南区ノニョン洞の英語塾でも集団感染が発生し、関連する感染者は累積9人だ。

東大門区に所在する高校(累積15人)、九老区所在の高校(累積13人)、高麗大学のバンドサークル(累積11人)でも確定者が相次いだ。東大門区所在のチヘ病院でも先月30日に最初の患者が出た後、接触者調査の過程でさらに22人が陽性判定を受けた。

ソウルでの社会的距離の確保第2段階に加えて「ピンセット防疫(サウナ、エアロビクスなどの営業禁止)」措置が行われているが、まだ効果は表れていない。
  • 毎日経済_パク・スンチョル記者/チョン・ジソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-12-03 17:29:22




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