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韓、確定者700人に…首都圏の集中治療病床わずか12床


  • 韓、確定者700人に…首都圏の集中治療病床わずか12床
  • 重症患者と累積死亡者数


飲み屋や市場などの日常のあちこちで「コロナ19」の確定者が出て、一日の患者は700人に近接している。 2月末以降で歴代第二の規模だ。このことから現場では事実上、病状が飽和状態だとの指摘が出ている。ソウルには「コンテナ病床」までが登場した。政府は年末までに集中治療病床150床を追加で確保すると発表した。また冬場に人が頻繁に訪れるスキー場や雪そり場などを一般管理施設に指定し、防疫管理を強化することにした。

9日、中央防疫対策本部はこの日の午前0時の時点で新規感染者は686人増の3万9432人だと発表した。 686人は大邱・慶北を中心にした第1次流行の頂点(2月29日の909人)以来で最多であり、3月2日とともに史上二番目の規模だ。

この日の地域発生662人のうちで首都圏は524人だ。政府が首都圏の社会的距離の確保を「2段階」に格上げしてから2週間経っており、8日からは「2.5段階」に格上げしたが、拡散の傾向は止まらない。政府は状況に応じて「3段階」への格上げも検討するという立場だ。中央事故収拾本部のユン・テホ防疫総括班長は、「社会的距離の確保の効果が限定的に表われるのは、それだけ首都圏に無症状と潜伏感染が広く潜在しているという意味だ」と説明した。

この日も京畿道軍浦市の製造業者(26人)と忠清北道清州市の健康機能食品メーカー(13人)などの新しい集団感染が確認され、鍾路区のレストラン「パゴダタウン」とカラオケの事例は、27人が追加されて累積189人になった。

政府は距離の確保・2段階以上であれば疫学的関連性や症状がなくても、選別診療所で無料で診断テストを受けることができるように指示を改正した。現在、一日の最大検査能力は遺伝子増幅(PCR)検査を基準にして11万件だ。

確定者の急増で医療システムの崩壊に対する懸念も高まっている。危篤・重症患者は計149人で、前日(134人)より15人も増えた。一週間前よりは50人近く増加した。

中央災難安全対策本部によると、政府は12月末までに154床の集中治療病床を追加で拡充する計画だ。ユン・テホ防疫総括班長は、「現在は177床の集中治療専門の治療病床を、今年の年末には331床まで確保し、126床である首都圏の専門治療病床は年末には215床まで確保する予定」だとした。

中央災難安全対策本部によると、すぐに使用可能な集中治療病床は7.9%の43床だけだ。首都圏の場合は12床が残っている。

ソウルは新規感染者のうち相当数が割り当て待機状態に処するやいなや、けっきょく一時的に「コンテナ病床」まで作ることにした。コンテナ病床は10日のソウル医療院の48床をはじめとし、来週までにソウル医療院院に60床と西北病院に42床など、総150床が設置される予定だ。

中央災難安全対策本部はまず国家指定の入院治療病床の中で集中治療が可能な病床を、重症患者専門の治療病床として最大限移行する計画だ。最近、24床を重症患者専門の治療病床に指定した。医療資源や治療能力の高い上級総合病院を中心に、協力可能な集中治療病床を最大限に確保する予定だ。

中央災難安全対策本部は「準重症患者」病床も用意する。心肺疾患や悪性腫瘍、慢性腎不全の患者、妊婦や乳児などの高危険群の患者がこの病状を利用することになる。

万が一の状況に備えて「拠点型集中治療専門病院」を指定する案も検討する。圏域別の国立大学病院や上級総合病院と連携し、組織ごとに10~20床の集中治療病棟を確保して備える方式だ。特定地域の重症患者だけを治療する一時的な病院概念である「モジュール病院」を設置して人材を派遣投入し、重症患者を治療する案も検討している。一般感染者が入所する生活治療センターも、追加でオープンさせる予定だ。
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  • 毎日経済_チョン・スルギ記者/チェ・ヒョンジェ記者/ユン・ジウォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-12-09 17:37:30




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