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韓「悪夢のクリスマス」か…あちこちでパーティや集会


ソウルに居住するチャンさん(仮名、30才)は今年のクリスマス、大学同期の友人4人と一緒に釜山へ旅に出る予定だ。コロナ19の拡散による社会的距離の確保の影響で外部活動が制限されるたことから、旅に出てホームパーティー式にクリスマスを楽しみたいからだ。しかしチャンさんは現在、釜山の宿泊施設の予約で大きな困難を経験している。チャンさんは「旅行先の宿泊施設をさがしているのだが、海雲台や広安里など人気の場所はすでに予約が終わったところが多くて料金も高く…需要がおびただしいことを感じた」と言う。

コロナ19の確診者の急増により、政府は年末の集まりやパーティーを自制してほしいと要請しているが、クリスマスのホテルやAirbnb (エアビーアンドビー)などの宿泊施設の予約率は急増する雰囲気だ。

15日、江原道加平(かぴょん)で人気のペンションやキャンプ場15ヶ所の予約状況を確認してみると、クリスマス期間は全室予約が終了したところが多かった。一部の施設で部屋が残ってはいたが、わずかに1~2部屋だけのケースがほとんどだった。

あるペンションの関係者は、「クリスマス期間は一ヶ月前から予約の問い合わせが続いており、人気が高くて返金条件もきびしくしている」と雰囲気を伝えた。ホテル宿泊予約サイトを通じてソウルの人気観光地周辺の宿泊施設を検索してみても、評価の高い宿泊施設は予約が完了したケースが多かった。

ホームパーティーを計画している人々は、屋内で何人かの人々との時間を過ごすことから、防疫面ではバーや飲み屋での出会いよりも良いと言う立場だ。先週末、エアビーアンドビーの宿泊施設を利用して友達と1泊2日のパーティーを楽しんだキム某さんは「屋外で不特定多数と一緒に接触することもなく、知っている人と管理された場所にいることから、コロナ感染の懸念からは安全だと思った」と説明した。

しかし専門家らの意見は違う。カトリック医大のペク・スンヨン名誉教授は「ホームパーティーといっても、室内で長時間マスクも使わないで酒を飲んで話をするわけだからそれが一番危険」だとし、「トイレのドアノブから家の中のあちこちに接触するものが多く、家の中だからと心が緩み、むしろ外のレストランよりもウイルス伝播が容易な環境になる」と指摘した。

一方、一部の教会では25日のクリスマスを控えて、礼拝などを主導したり、歌と踊りだどのイベントの練習を進めており、不安だという声が出ている。
  • 毎日経済_チャ・チャンヒ記者/キム・グミ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-12-15 17:32:24




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