アスピリン服用で血栓を防ぐ?…専門家ら「効果はありません」

「むしろ抗体形成を妨げるおそれ」 

6日から60歳以上74歳以下の894万6000人に対するコロナ19ワクチン接種の予約が開始される。接種に同意した65~74歳は今月27日から指定された委託医療機関で、60~64歳は来の月7日から接種を受ける。ワクチンの種類はすべて英アストラゼネカ製だ。

特にアストラゼネカワクチンは、国内では主に血栓症にさらされる可能性の高い老人ホーム・病院入所者と職員、高齢層が接種をして米ファイザーワクチンより血栓症発生が多く、アストラゼネカワクチンの接種対象者が熱心な反応を見せている。ファイザーワクチンは接種後、国内では血栓症発生事例がほとんどないが、欧州ではアストラゼネカワクチンと同様に血栓症が発生することが分かった。

このために血栓症の発生を懸念し、ワクチン接種を延期するという人が少なくない。また接種意思がある人の多くが、ワクチンの接種前に抗血栓作用のある「アスピリン」を服用するべきかという問い合わせが多い。専門家らはアスピリンの服用がワクチン接種前の血栓症予防に効果があるかどうかをまだわからないという立場だ。

キム・ウジュ高麗九老病院感染内科教授は「ワクチン接種前のアスピリン服用の予防効果は、依然として科学的に検証されなかった」とし、「特にワクチン接種前に炎症抑制剤を服用するとむしろ抗体形成を妨害する」と語る。

アスピリンは血栓連鎖球菌を防ぐこともあるが、解熱鎮痛剤と抗炎症成分などがあり、「タイレノール」は発熱、頭痛、神経痛、筋肉痛の緩和に効果がある。したがってアスピリンやタイレノールは、ワクチン接種後の発熱、頭痛、筋肉痛などが発生した場合に服用することが望ましい。キム教授は「接種後の異常反応はほとんど3日目に回復し、4日目には正常に戻る」とし、「しかし四日後も発熱や頭痛などが続くなら、病院を訪問して血栓症異常かどうかを確認する必要がある」と助言した。

疾病管理庁はワクチン接種後に異常反応が発生したときの対応方法をホームページに掲載して案内している。疾病庁はコロナ19ワクチンの副作用と関連し、「非常にまれにショックや呼吸困難、意識消失、唇・口の中の浮腫などをともなう重度のアレルギー反応(アナフィラキシー)症状が現れることがある」とし、「接種直後には大丈夫だったのに、帰宅後39度以上の高熱やじんましんなどのアレルギー反応が現れたり、一般的にあらわれる異常反応の症状が日常生活を妨害する程度であれば、医療機関を訪問して診療を受けるべき」だと助言する。

異常反応の発生が疑われる場合、管轄の保健所や予防接種ヘルパーホームページを通じて申告することができる。ただしアナフィラキシーのような重度のアレルギー反応はすぐに119に連絡するか、最寄りの緊急治療室に来院しなければならない。アナフィラキシーの症状は通常、予防接種をして30分以内にあらわれるため、接種を完了したらすぐに帰宅せず、接種機関の中で少なくとも30分以上滞在し、症状の有無を観察することがとても重要だ。
  • 毎日経済 | イビョンムン医療選任記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-05-04 17:48:11