サムスン電子、次世代パワー半導体の新製品を発表

PMICとDRAMを同一基板上に配置 

  • 3種類のPMIC(写真提供=サムスン電子)


サムスン電子はDRAMモジュールの性能を最大化しつつも消費電力を最小化する、電力管理半導体(PMIC)の新製品を発表した。去る11日に世界初の次世代DRAMメモリ技術の標準を公開したサムスン電子は、一週間後にまたシステム半導体(非メモリー半導体)の一分野であるPMICの新製品までを公開し、半導体産業の全分野でのリーダーシップを拡大している。

サムスン電子は18日、企業向けに2種のPMIC(S2FPD01とS2FPD02)と、PC用のPMIC(S2FPC01)1種を公開した。製品は来る第4四半期に出荷される予定だ。 PMICの上位概念であるパワー半導体は、スマートフォンや電気自動車などの電子機器で電力を供給する役割を果たす。人の体に血を供給する心臓に比肩されるほど、システム半導体分野の核心部品としてあげられる部品だ。

近年は電子機器の性能が高度化しており、また電気自動車の普及が急速に拡大してパワー半導体市場は急成長している。グローバル市場調査機関のオムディアは、パワー半導体市場は年平均で6.1%成長すると予想している。昨年は253億ドル(約28兆6000億ウォン)だったパワー半導体の市場規模は2024年には320億ドル(約36兆2000億ウォン)に成長し、モバイルDRAM市場(298億ドル)の規模も超えるものと予想される。

パワー半導体の一種であるPMICは、電子機器に必要な電力を供給するために電圧と電流を調整・制御する役割を果たす。電子機器の内部回路を制御して、作動中の電子機器に最適の電力を供給する「スマート半導体」と見ることができる。

PMICはパワー半導体市場で最も大きな割合(約21%)を占めている。オムディアによると、PMIC市場は今年の54億ドル(約6兆ウォン)から2024年には69億ドル(約8兆ウォン)規模に成長すると予想される。

サムスン電子は先だって2010年にPMIC事業に進出し、スマートフォンやタブレットPCなどのモバイル製品とPCやゲーム機などに使用する製品を生産してきた。新製品はDDR4に比べて2倍以上の性能を引き上げたDDR5 DRAM市場を狙って設計された。 PMICを外部の独立した基板に搭載したDDR4とは異なり、DDR5 DRAMからはPMICをDRAMモジュール基板に直接搭載する。 PMICとDRAMが一つのモジュールに存在するために電源を安定して高速供給することができ、メモリの性能が高くなって誤動作が減るという効果がある。

サムスン電子システムLSI事業部マーケティングチームのチョ・ジャンホ常務は、「サムスン電子はモバイルとディスプレイ用PMICで積んだ設計技術力とノウハウを、データセンターと企業サーバーおよびPCなどに搭載されるDDR5 DRAMメモリモジュールに適用した」と明らかにした。

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  • 毎日経済 | パク・チェヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-05-18 17:40:34