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テクノロジー > IT・科学 > [ポロロ ①/③] オコンのキム・イルホ代表、ポロロが来たぞ
昨年末、大統領選挙が終わり新しい大統領が誕生した。
大韓民国は満19歳以上国民の投票により5年ごとに新しい大統領が誕生する。しかし、未就学の子どもたちの間ではまた異なる大統領が存在する。一名、「ポ統領」という別称ですでに長い期間、政権交代の兆しもなく長期執権中である「ポロロ」がその主人公だ。国内未就学の子どもたちの絶対的な信任を得ているポロロも、今年十周年を迎えた。誕生10周年を迎えポロロは新しい挑戦に出た。
中国政府との合作投資を通じ3D映画で誕生した。TVアニメーション以外で3D映画を通じ、再度世界市場の扉をたたく「ポロロのお父さん」オコンのキム・イルホ代表に会ってみた。
経済効果5兆7000億ウォン、ポロロ家族だけで3万人
「学校も行かない子供たちが好きなキャラクターがどれだけ大きな経済的価値を創出しているのか?と考える読者は次を詳細にご覧あれ」「現在、ポロロは120か国に輸出されており国内を含めライセンスで稼ぎ入れる収益は150億ウォン程度になる。ロイヤリティを逆で推算してみると、国内だけで約8000億ウォンの市場が形成されていることを見せてくれる」
オコンのキム・イルホ代表の言葉のようにポロロは活発な海外進出を通じ、「キャラクター韓流」を実践している。「功」の認定を受けたポロロは、3回も大統領賞を受賞し、韓国コンテンツ振興院はそのブランド価値を約8000億ウォンに達すると推算した。ある研究機関は制作、流通、配給など直間接的にポロロキャラクターを通じて発生する雇用創出規模が約3万人に達し、経済的波及効果は約5兆7000億ウォンに達すると分析した。
現在、ポロロを通じた著作権料収入は、制作を担当したオコン(27%)とマーケティングを担当していたアイコニックス(27%)、投資をしていたEBS(23%)、SKブロードバンド(23%)がそれぞれ分け持つ。
ポロロを通じ安定したロイヤリティ収入を収めているオコンだったが、キム代表は新しい付加価値創出が必要だった。新事業として推進していたのがまずテーマパーク事業だった。ポロロと国内より海外で良い反応を見せている恐竜「ディーボ」をキャラクター化したテーマパークを造成し、遊び空間以外にパートナーシップを通じファッション、外食などの空間をつくった。
「事実、数値的に120か国進出ということは大きく重要ではない。ライセンス費用は時間が過ぎるごとに減価償却を経て落ちるものであり、実際的にどれだけ付加価値を創出できるかということがさらに重要だ。事業的なボリュームや拡張性を持つため、キャッシュカウでフォーカシングしている部分が都心型室内テーマパーク事業だ」
現在、ポロロテーマパークはアイコニックスと50対50で投資し、約7か所程度を運営中でオコンの自社で独占的に投資し9か所がオープンした。小さくて560㎡(170坪)、大きくて約3万7000㎡(約1万1200坪)まで多様な大きさのテーマパークで稼ぎ入れる収益は、すでにライセンスで稼ぎ入れる収入を超えた。
「昨年からテーマパークで発生する売上がポロロパークの場合300億ウォン、ディーボパークは100億ウォン程度を記録した。数か月運営しない状態で収めた成果なだけに、今後成長の可能性は無限だろうと見ている。今後2~3か月以内の売上は1000億ウォン以上に成長するだろうと確信する」
今後、全世界市場を対象にテーマパーク事業に飛び込む計画を持っているキム代表の野心は相当だ。テーマパークをスターバックス化することを究極的な目標にしている。テーマパーク事業は小さく都心の至る所に数か所をつくり、負担なく入れる事業だ。現地で検証されたパートナーシップを通じ、今後多様な国家に進出する考えだ」一方、キム代表は、スマートフォン専用教育コンテンツ開発にも拍車を加えている。以前にもライセンスを通じポロロを登場させたアプリは存在したが、自体的にクオリティの高い教育用コンテンツをつくり、今年市場に披露する予定だ。
「付加的な収益創出源のうちの一つとして考えることが、まさにスマートフォンプラットフォームを通じた教育用ゲームコンテンツ開発だ。同様に海外市場進出を念頭に置いており、詰めの作業に入り今年中後半期にはマーケットに出す予定だ」