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韓IT業界をホットにする「超巨大AI」競争


  • 韓IT業界をホットにする「超巨大AI」競争

これまでの人工知能(AI)から一段階進化した超巨大AIの商用化競争が、情報通信技術(ICT)業界で熱くなっている。超巨大AIは大規模なデータ学習量を土台に、人間のように思考して話すことができ、現存する最強のAIと評価される。ネイバーとカカオそして移動通信社などの国内企業は、超巨大AIを次々と公開している。どれが人間のような能力を発揮するのか、「性能」を前面に出した勝負が繰り広げられる見通しだ。

ネイバーは去る15日にオンラインでネイバークラウドサミットを開催し、超巨大言語モデルの「ハイパークローバ(HyperCLOVA)」をスタートアップと中小商工人(SME)が試してみるように、ウェブベースの「クローバスタジオ」ベータ版(試験版/CBT)を今月末に公開すると発表した。

ネイバーは去る5月、AIの性能と大きさを示すパラメータが2040億に達する超巨大AIハイパークローバを公開した。これまでネイバーはハイパークローバを検索やショッピング、ケアコールや会議録作成などの自社サービスに使用してきたが、スタートアップなどが超巨大AI技術を活用できる道を開こうという意味だ。

ネイバークローバー・ビズのソン・ナクホAI責任リーダーは「ハイパークローバと各企業が保有するデータから作られたAIが結合されれば、高い投資収益率(ROI)を出すことができるAI革新が可能だろう」と語った。ネイバーはクローバスタジオのパイロットテストを経て、来年から本格的にネイバークラウドを通じてハイパークローバのアプリケーションインターフェース(API)を提供する計画だ。

ネイバーは最近、ハイパークローバの文章生成・要約と対話機能で性能検証を終えたことが伝えられた。韓国語と英語そして日本語をネイティブ語のように話す二重言語(マルチリンガル)AI、テキストとイメージ・映像、音声などのさまざまな形式のデータを総合的に理解して変換できるマルチモーダルAI、特定キャラクターによって感情を理解して表現も可能な「アバターチャットボット」も開発中だ。ネイバーはNVIDIAの最新スーパーコンピュータ「スーパーポッド(Superpod)」を導入したが、AIモデルのサイズを大きくして高度化するためにコンピューティングインフラへの追加投資も検討中だという。これはLGグループなどの競合他社に正面から対抗しようとする戦略とみられる。

LGグループは最近、超巨大AI「EXAONE(エクサワン)」を公開し、パラメータを3000億から来年は2倍の6000億に増やす予定だ。これは今現在のハイパークローバよりも約3倍パラメータが多い。

SKテレコムは国立国語院と韓国語に最適化した次世代AI言語モデル「GLM」を開放中だ。これによって感性対話はもちろん、問題解決、筆記、翻訳、コーディングなどの多様なサービスに拡大できると同社側は期待している。

カカオも最近、文章を書くことを超えて絵まで描くことができるAIモデルを続けて披露し、超巨大AI競争に飛び込んだ。カカオブレインはこの日、超巨大AIマルチモーダル「ミンダリ(minDALL-E)」を、世界最大のオープンソースコミュニティのフラッグハブに公開したと明らかにした。先月、韓国語特化AI言語モデル「コジーピーティ(KoGPT)」を公開してから1ヶ月ぶりだ。ミンダリは利用者が文字で命令を入力すると、リアルタイムで希望する画像を作る画像生成モデルだ。 1400万枚の文字とイメージの束を事前に学習した。

AIは命令の文脈を理解し、直接画像を描く。イラストを作ったり教育資料の制作に活用するなど、多様なコンテンツ産業に適用できるとカカオブレインは期待している。カカオブレインはコジーピーティの性能も高度化している。コジーピーティモデルのパラメータを60億から短時間で300億に5倍も増やした。

KTも国内主要企業・研究機関とAIワンチームを編成し、超巨大AI開発にスピードを出している。今年の末までにパラメータ2000億の規模でAIモデルの学習を終え、来年の上半期に商用化する計画だ。 KTのAIスピーカー「ギガジニー(GIGA Genie)」やAIコンタクトセンターなどに適用し、製造・物流・金融などの産業現場に活用するという戦略を立てた。業界関係者は「来年からは超巨大AIの性能と事業活用能力を基準に、ネイバーやカカオなど各社の技術競争力が広がるだろう」と語った。
  • 毎日経済 | イム・ヨンシン記者/オ・デソク記者
  • 入力 2021-12-15 22:22:57