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テクノロジー > 健康・医学 > 成均館大学イ・チャンウ教授チーム、リンパ腫の発がん遺伝子を発見
成均館大学は、医科大学分子細胞生物学教室のイ・チャンウ教授の研究チームが「B細胞性リンパ腫」誘発に関与する新たな発がん物質の遺伝子を見つけたと12日、明らかにした。
B細胞性リンパ腫は「ホジキンリンパ腫」の一種で体の免疫システムを形成するリンパ組織に生じる悪性腫瘍である。リンパ系は血管のように全身に広がっており、外部から細菌が侵入したときに体内の臓器に入ることを防いでくれる役割をするが、悪性リンパ腫である場合には、免疫系内のリンパ球ががん細胞に変わって増殖をすることになる。
研究チームは、「フェリノ(Pellino)1」遺伝子がB細胞性リンパ腫の細胞とリンパ腫の患者において異常に多い点を確認して、この遺伝子がB細胞性リンパ腫誘発に関与する過程を明らかにした。この論文は、基礎・臨床医学の分野の国際学術誌である「臨床研究ジャーナル」オンライン版に掲載された。