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盆唐CHA病院、胆管嚢胞(Ⅳa型)のロボット手術に初めて成功


  • 盆唐CHA病院、胆管嚢胞(Ⅳa型)のロボット手術に初めて成功
  • < チェ・ソンフン教授 >

CHA医科大学の盆唐CHA病院がロボット手術を介してⅣa型胆管嚢胞を治療することに成功したと20日、明らかにした。

胆管嚢胞の80%を占めるI型胆管嚢腫は腹腔鏡やロボット手術が試みられているが、Ⅳa型胆管嚢胞にロボット手術を適用した事例はまだ世界的に報告されておらず、今回の盆唐CHA病院が世界初の事例になったと病院側は説明した。

胆管嚢胞は、肝臓で作られた胆汁が降りてくる胆管が永久的に大きくなったもので、胆管炎、黄疸、胆石症、腹部腫瘤感、腹痛などの症状を誘発したり、症状がない場合でも、ほとんど胆嚢がん、胆管がんに発展するために、必ず手術が必要な疾患だ。胆管嚢胞は5つに分類することができるが、胆管嚢胞の約20%を占めるⅣa型胆管嚢胞は総胆管と肝内胆管の拡張を伴い、完全な切除のためには総胆管の切除だけでなく、肝切除を伴う必要がある。肝切除は残す肝の内部の胆管を露出させなければならないことが多いが、切除断面が平らでなく、流線型に掘り入るため、難易度の高い技術が要求される。したがって、技術的な難しさのため、総胆管のみ切除したり肝切除を伴う場合には、開腹手術をするのが一般的であった​​。

盆唐CHA病院外科のチェ・ソンフン教授はⅣa型胆管嚢胞と診断された41歳の女性患者に対して △肝切除 △総胆管切除術 △ 胆管 - 腸吻合術の3つの手術をすべてロボット手術により成功させる結果を得た。チェ・ソンフン教授は、ロボットの10倍以上の拡大された3次元立体映像と360度の関節運動が可能なロボットアームを利用して、精巧な肝臓切除、多くの血管や胆管の安全な剥離、そして直径が2~3mmに過ぎない胆管と小腸を接続する微細吻合術を実施し、成功した。また、手術中にロボット手術の利点である紫外線蛍光イメージを使用してリアルタイムでの胆管構造を確認することにより、胆管損傷の危険を減らすことができた。

患者は、手術後に特別な問題もなく順調に回復して7日目に退院した。

盆唐CHA病院外科のチェ・ソンフン教授は、「胆管嚢胞はほとんど小児や女性の患者が多いため、手術でも腹部の傷を最小限に抑えることが重要である」とし、「特に今回の手術を受けた患者は、若い女性でありながら、ボディビルダーとして活動しており、体の傷の心配が多かったが、幸いなことに、ロボット手術を介して患者と医療スタッフの両方に満足のいく成果を得ることができた」と伝えた。

チェ・ソンフン教授は去る3月、良性胆嚢疾患で、単一孔(シングルポート)のロボット胆嚢摘出術に成功しており、4月には、国内初のロボットを用いての、1つの穴で反対の位置にある前立腺がんと胆嚢がんを同時切除するなど難易度の高いロボット手術を相次いで成功させた。
  • 毎日経済_イ・ビョンムン医療専門記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-20 15:15:38




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