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電熱寝具の専門企業BOKUK電子、新機能で新需要を創出

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  • 電熱寝具の専門企業BOKUK電子、新機能で新需要を創出
  • < イ・ワンス代表がアレルギー対策機能のある電気毛布について説明している >

1999年にオープンしたBOKUK電子(代表:イ・ワンス)の代表製品は、電気カーペット、電気毛布など、各種電熱寝具だ。当時、電熱寝具を市場に最初に出した会社もあったが、今はBOKUK電子がこの分野の国内首位に立った。昨年、BOKUK電子が伝熱寝具だけであげた売り上げは、138億ウォンで、サムスンデジタルプラザ、ホームプラス、イーマート、コストコなど、納品する店舗だけでも2000か所にのぼる。電気カーペットと電気毛布は年間25万~30万枚が売れていく。BOKUK電子が業界1位になることができたのは、まず、既存の消費者が考えていなかった「新しい機能」を製品に加え新需要を創出したところにある。

イ・ワンス代表は「当時、電熱寝具はただ寝具を温めてくれるシンプルな機能のみをする製品が大半だった」とし、「既存の温熱マットでは見つけることが難しいが、消費者の安全のための機能を集中的に強調して製品を差別したことが成功の要因」と説明した。

BOKUK電子が先導的に導入した技術は、まさに「電磁波遮断システム」と「抗菌機能」だ。現在は、電熱寝具では一般的に活用されている機能だが、当時は電磁波と抗菌の認識がなかった。技術開発を介して電磁波遮断システムを導入し、ダニを防止し、抗菌機能を高めるなど、寝具の衛生にも徹底的に気を使った。電磁環境認証(EMF)を獲得した、アレルギーを誘発するダニをブロックする機能で、イギリスのアレルギー協会(BAF)から認証を受けて公信力を確保した。

BOKUK電子の目玉商品として浮上している温水マットは、マットの中で温水が移動する通路であるホース自体をなくした。既存の温水マットは、ホースが擦れて不便で、長時間温水がマット内部に溜まり、水が腐って異物が生じる問題が発生した。一方、BOKUK電子の温水マットは、電源を切ると、マットの中の温水がすぐに外部に排出される「回収方式」を導入した。

イ代表は、「水が出入りする薄い領域を碁盤状に交差させて2つのシートを圧着して作成するため、暖められる面積がその分広い」とし、「温水がマットの中に溜まらないので、ホースの目詰まりなどによる故障を心配する必要はがない」と述べた。ホース自体がないので、厚さも一般的なマットの6分の1の水準である0.5㎝に過ぎない。また、人体の動きを感知して、1時間の間の動きがない場合は、電源が自動的に遮断され、マット温度も60度以上になると上がらないように制御する。価格は一般的な温水マットが10万~20万ウォン台だが、BOKUK製品は24万ウォン水準だ。

BOKUK電子は電熱寝具のほか加湿器、空気清浄機、除湿機、電気ヒーターなど30種類以上を生産して、製品群を多様化している。現在除湿機、扇風機、加湿器などを国内の大企業にODM方式で供給し、関連の売上高の割合が徐々に増えている。昨年、売上高462億ウォンを上げたBOKUK電子は、日本、台湾、中国、米国など7か国に輸出している。
  • 毎日経済_大邱=キム・チョンボム記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-26 17:28:43




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