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テクノロジー > IT・科学 > J&Lテック、修士・博士の学士を支援…平均34歳の若い会社
34歳。京畿道安山の表面処理業者であるJ&Lテック(代表:チョン・ヨンハ)の職員80人あまりの平均年齢だ。根産業(鋳造、金型、表面処理などの工程技術を利用した製造業の品質の根源となる産業)は劣悪な作業環境のせいで就職を避けると知られているが、このような偏見とは違い、ここは青年たちの活力があふれている。
まず、会社の職員たちが力量を重ねることできるように奨励する。学士過程はもちろん、修士・博士の学位をとるのにかかる教育費を全額支援する。毎週2回、職員を対象にした日本語教育もするが、これは表面処理研究資料が日本語でできていることが多いからだ。工場で表面処理設備を稼動するときに騒音が激しいことを勘案し、うるさいポンプとモータの設置空間を別途設けるなどの徹底した防音処理をした。このため、生産設備が稼働している最中でも、作業場は対話をすることにまったく妨害を受けない。
チョン・ヨンハ代表は「表面処理技術は水素燃料電池、航空産業のような最先端産業に多様に活用されるだけに、技術・研究開発が特に重要な分野」と強調した。チョン代表は続けて「J&Lテックは研究開発の人力とエンジニアが全体の職員のうち40%の割合であり、職員たちが海外研修、展示会に参加することができるように積極的に奨励している」と話した。
このような雰囲気の中で、革新的な技術も芽生えた。金属表面をダイアモンドのように強くコーディングする「DLC(Diamond-Like-Carbon)」表面処理技術はJ&Lテックが国内で最初に開発した。L&LテックはDLCコーティングをするための乾式プラズマ表面処理装置を国産化し、値段の高い輸入製品を代替した。現在、スマートフォンの金型をサムスン電子、LG電子などに納品しており、昨年の売上げは109億ウォンで毎年30%ほど成長している。