韓国原子力研究院、低濃縮ウラン燃料開発

韓国の技術でつくった核燃料、米・独・仏へ輸出…核安保正常会議で技術協約 

△写真=原子力研究院が開発した高密度低濃縮ウラン製造装備で、研究員らが核燃料をつくっている。

国内研究陣が開発した「高密度低濃縮ウラン(LEU)核燃料開発」技術が、世界核拡散防止に寄与している。

未来創造科学部門と韓国原子力研究院などによると、来月、オランダのハーグで開かれる「核安保正常会議」で、韓国が開発した高密度低濃縮ウランの核燃料開発技術プログラムに、ドイツが追加で参与し、5か国に拡大される展望だ。これまでプログラムに参与していた米国、フランス、ベルギーで好評を受けながら、拡大様相を帯びているということだ。

政府は、高密度低濃縮ウランの核燃料技術が、韓国独自の技術であるだけに、今後「研究炉核燃料」転換市場を占有できる機会として評価している。

米国など世界各国は、電気を生産する原子力発電所以外に、小さな原電である「研究炉」を運営している。研究炉は常用原電に比べて約10分の1規模で、原子炉で生産される「中性子」を利用し、病院で使用する放射性同位元素の生産、高品質シリコン半導体の生産、非破壊検査、優秀作物開発など、多様な研究に活用される。

しかし、どれだけ規模が小さい原子炉だといっても、放射性物質の「ウラン」が使用される。1978年以前には、ほとんどの研究炉が核武器燃料になる「高濃縮ウラン(HEU)」を燃料として使用してきた。ウランが高濃縮で入っているだけに、少ない燃料でも高い性能を出せるからだ。

1978年、米国主導で高濃縮ウラン使用を制限するため、これを低濃縮ウランに変える論議が始まった。原子力研究院研究炉核燃料開発部のパク・ジョンマン責任研究員は「高濃縮ウラン25㎏なら、核爆弾を1個つくることができる」とし、「現在、全世界の研究炉で使用している高濃縮ウランの量は、年間600~700㎏に達する」と話した。核爆弾25個をつくれる高濃縮ウランが、毎年、研究炉で使用されているということだ。

原子力研究院は、韓国の研究炉である「ハナロ」に供給する核燃料を国産化するため、1997年世界で初めて高密度低濃縮ウラン核燃料である「ウランモリブデン(U-Mo)合金核燃料粉末」を製造するのに成功した。低濃縮ウランだが研究炉で燃料として使用すると、高濃縮ウランと同じ性能を出せる程に技術が優秀だという評価を受けている。すでに2012年、ソウルで開かれた核安保正常会議で、韓国、米国、フランス、ベルギーなど4か国は、高性能研究炉燃料を、低濃縮ウランに変えるため「高密度ウランモリブデン核燃料製造実証事業」を共同事業として推進することで合意した。未来部のキム・デギ宇宙協力課長は、「4か国が進行していた事業にドイツまで参与したことは、韓国がもっている高密度低濃縮ウランの核燃料技術が、世界的に認定されているという信号」だと付け加えた。
  • 毎日経済_ウォン・ホソプ記者/写真=韓国原子力研究院 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-02-19 17:11:24