肩の痛み、五十肩だと思ったのに…

患者の70%が回旋筋腱板(肩関節腱板)破裂…痛みを放置すれば損傷が激しくなる 

  • 「ヨンセサラン病院」肩・上肢関節センターのソン・チャンフン院長が、痛みを訴える患者を診療している

40代の専業主婦李さんは、少し前から趣味のバドミントンをするのが辛くなったという。
バドミントンラケットを持ち上げると肩に激しい痛みを感じるためだ。李さんは単に「年をとって五十肩になったんだな」と思っていた。ところが、痛みは家事をしているときにも現れ始めた。
耐え切れず結局病院を訪れた李さんは「回旋筋腱板破裂」という診断を受けた。医者は「まだ初期のため、簡単な治療で痛みを緩和することが出来る」と話した。

身体の中で運動範囲が最も広い肩関節は、敏感で簡単に損傷するが、中高年層の中では加齢による五十肩だと思い、大したことことではないと考える患者が多い。ところが、肩の痛みのうちの約70%は回旋筋腱疾患が原因である。

回旋筋腱とは、肩を包んでいる4つの筋を指す名称である。この筋が破裂することを回旋筋腱板破裂と呼ぶ。最も上部に位置する筋がよく破裂し、退行による肩筋の変成や激しい活動が原因だ。主に40代前後に発生しはじめ、年をとるにつれて発生頻度が高まる。破裂した初期には、腕を上に持ち上げることすら辛いほど痛みが激しい。しかし、腕を完全に持ち上げると痛みがなくなったり、時間が経つと痛みが徐々に緩和されるため放置する人が多い。放置すれば筋萎縮が進行し肩の後ろが下がったように見える。また、破裂部位が徐々に大きくなったり、慢性化することもある。そのため、疑わしい症状がある場合には専門医の診断を受けなければならない。

延世サラン病院の肩・上肢間接センターのソン・チャンフン院長は「回旋筋腱板の疾患は、肩を使えば使うほどささらに損なわれる。痛みを放置した挙句激しく破裂すると、施術が難しくなり回復期間も長くなる。初期段階に正確な診断を受けることが重要だ」と強調した。

回旋筋腱が激しく破裂した場合には、関節内視鏡を通した縫合術が施行される。 ただし破裂の初期段階や軽い炎症だけの場合は非手術的療法でも治療が可能だ。

代表的なのが、体外衝撃波(ESWT)の治療である。体外衝撃波療法は本来尿路結石除去のために使われた方法で、痛みを起こす部位に衝撃波を撃ち血管の再形成を助け、痛みを軽減する治療である。施術時間は20分程で簡単にでき、回旋筋腱の疾患のほか、テニス肘やゴルフ肘、石灰沈着性腱炎などの治療にも幅広く利用されている。
  • 毎経ヘルス_ム・スジン記者
  • 入力 2013-11-06 08:41:41