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トンインバイオ、黒酢コーヒーで中国市場開く

donginbio.co.kr 

  • トンインバイオ、黒酢コーヒーで中国市場開く
  • < 京畿道南楊州で発酵専門ベンチャー企業「トンインバイオ」を運営中のキム・ソンヒョン代表(62)>

自他が公認する発酵専門家であり礼賛論者だ。食事のおかずとしてカクトゥギ・チャンアチ・味噌などの発酵食品だけを食べるのはもちろん、一日中飲む飲料水も水を除いては黒酢の希釈液・黒酢コーヒーが全てだ。黒酢もまた玄米を発酵させて作った。

キム代表がこのように発酵食品、とくに黒酢に愛着をもっているのは個人的な経験のためだ。約30年前、肝硬変末期で期限つきの判定を受けた彼は、山にこもって飯と食酢だけを食べ、100日ほど生活をした末に完治した。これをきっかけに発酵食品の研究を開始した。若い頃、医院を経営していた父親の仕事を長い間手伝っていたおかげで、基本的な医学知識もあった。法人を設立したのは2010年だ。

トンインバイオの主力製品は黒酢だ。黒酢は老化防止・疲労回復・ダイエットなどに効能があることで広く知られている。大企業で販売できるほどすでに市場も形成されている。彼は、「市中でよく販売されている黒酢は、天然食酢でない合成食酢」だとし、「我が社の黒酢は33種類の薬材を合成し、最低1年4か月間発酵させてつくる」と説明した。

薬材と合成させた黒酢は、トンインバイオが保有する600個余りの壺で熟成させる。熟成に使用する壺も伝統方式でつくられた製品のみに固執した。機械でつくる製品は空気が通らず、発酵の成功率が低くなるということだ。製造に注がれる真心があるからなのか、価格も侮れない。一番高価な製品が700ml一本に9万9000ウォン。5年以上熟成させた最高級黒酢は40万ウォン台の値をつける。

トンインバイオは、黒酢を利用した多様な応用製品も発売している。内臓脂肪の抑制に役立つ製品と、食欲の抑制に役立つ製品など、健康食品もつくり黒酢石けんも開発した。

酸っぱい味の黒酢が慣れない人のために、黒酢コーヒーも発売したが、この製品は外国人を念頭に置いた戦略製品だ。カフェインはなくし、抗酸化物質のポリフェノールを強化した。キム代表は、「全世界的に好まれるコーヒーと黒酢を組み合わせた」とし、「とくに、韓国の健康食品に対する選好度が高い中国が主要ターゲット」だと説明した。
  • 毎日経済_チョン・スヌ記者(記事・写真) | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-03-10 17:03:11




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