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[アプリでお金を稼ぐ時代 ②] 広告収入だけで1億ウォン「走行の達人」アプリ

SUDアン・サンハ代表、教授辞めて月1億の高収入 

  • [アプリでお金を稼ぐ時代 ②] 広告収入だけで1億ウォン「走行の達人」アプリ
「ワイパー機能入れてほしい」、「雪の降る日など多様な環境を作ってほしい」

運転練習ゲーム「走行の達人」アプリを開発したSUDのアン・サンハ代表(35)のメールボックスには外国の使用者(ユーザー)たちのフィートバックであふれる。インド・トルコ・ブラジル・サウジアラビアなど、全世界から送られてくるメールを確認するだけで、一日に数時間ずつをぶっ通しでかけなければならない。走行の達人、昨年7月に披露されて以降、累積ダウンロード数が4000万件を越える。

アン・サンハ代表は、「メール到着の知らせが夜も昼も途絶えない。休む暇なくメールが来るが、面倒どころか有り難い」とし、「専門の翻訳家の手を経ればむしろ固くなるかもしれない表現も、使用者が現地の生活言語に翻訳してくれるので自然になった」と語った。

走行の達人は、アン代表が去る2011年に披露したゲーム「駐車の達人」の2番目バージョンだ。駐車の達人で駐車の練習をしてきた使用者が、運転機能を入れてほしいと続けて要請したため、走行の達人を出すようになった。これまでのレーシングゲームと異なり安全運転が主な目的。走行中、事故でも起こるとゲームは終わる。速度感を楽しむゲームというよりは、運転の練習用ゲームだからだ。ゲームの仕様も高くない。ところが面白いことに、「低仕様」という点がまさにこのアプリの成功の秘訣として挙げられる。開発途上国の使用者の端末機でも実行される低仕様ゲームをつくったため、全世界から人気を呼ぶことができたという分析だ。

アン代表は、KAISTで原子力工学を専攻し博士学位まで受けたが、ゲームコンテンツに関心が多かった。博士課程の時代、KAIST文化技術大学院でゲーム関連の授業を聴きながら意志を燃やした。駐車の達人アプリを開発したのはKAISTで博士後、研究員(ポスドク・Post-Doc)でいた時、最初から専攻をゲームに変えた後、2012年に中部大学のゲーム学科教授として赴任した。

アン代表は最近、教授職までも降ろした。ゲームを開発するのに教授というタイトルが必要ないだけでなく、むしろ時間をとられるだけだという理由だ。走行の達人だけですでに生活は可能だった。去る2月ひと月の間、アン代表の通帳につけられた広告収入だけで1億ウォンを越える。4000万ダウンロードの力だ。アン代表は、「生きるのに役に立たない消耗性ゲームは作らないつもり。有益でありながらも面白いゲームを開発するのが目標」だと抱負を明らかにした。

■ He is…
△1979年生まれ △KAIST原子力工学科 △KAIST原子力工学科博士 △2012年中部大学ゲーム学科教授 △2013年SUD代表(現)
  • 毎経エコノミー_キム・ホンジュ記者/写真_ユン・グァンシク記者
  • 入力 2014-04-14 09:13:17




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