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[アプリでお金を稼ぐ時代 ③] 建設現場の経験を生かし道具箱開発

スマートトゥールス、グーグル有料アプリTOP30 

  • [アプリでお金を稼ぐ時代 ③] 建設現場の経験を生かし道具箱開発
去る2010年、ツールボックスアプリ「スマートツール」を出したSMART TOOLSのユ・ミンギュ代表(43)は、グーグルプレイが選定した「トップ・ディベロッパー(Top developer)」だ。長さ・角度・距離などを測定できるスマートツールは、グーグルプレイの有料アプリ販売順位で4年連続30位圏を維持している。もちろん、ゲームアプリを含めた成績だ。累積ダウンロード数は7000万件。そのうち有料販売件数が150万件だ。昨年、有料アプリ販売と無料アプリの広告収益で取り込んだ収入だけで、5億ウォンに達する。全体収益のうち国内の割合は7%にもならない。

スマートツールは距離・高さ・面積をはじめ、長さ・角度・騒音・振動を測定するなど、合計20種類余りの機能を備えたアプリだ。各機能が別途に分けられた無料アプリもある。サムスン総合建設に勤めながら建設現場への勤務だけで10年を経た彼だったからこそ、タンジェント・コタンジェントなどの数式を活用し、たやすくアプリを開発することができた。角度や方位を感知するスマートフォンのセンサーとカメラを利用した。

「ある日、保険会社に勤める友人が開発したアプリが、SKテレコムの公募展で受賞したという知らせを聞いた。"あの友人もできるのに私にできないことがあるものか」と思い、たとえ年齢が40歳だが一度挑戦してみようと決心した」。ひと月に100万~200万ウォン程度のみ稼げるならいいだろうという思いで始めたが、アプリの公募展受賞金を含め、二か月の間に9000万ウォンを稼いだ。年俸よりはるかに大きな額数だった。

「アプリに大げさな機能が必要なのではない。小さなものでも自分がよく知っている分野に関するアイディアがあれば、アプリ開発で良い成果が出せる。洗濯所で仕事をするなら洗濯所に関連したアプリ、カメラに関心が高いならカメラ関連のアプリをつくればいいだろう」

ユ代表は、アプリをひとつ開発してただ放置するのではなく、粘り強くアップグレードすることが重要だと強調する。「開発当時、類似した羅針盤アプリが500種類余りにもなっていた。差別化戦略が必要だったわけだ。そこで、粘り強くアップグレードし始めた。些細なことのようでも、このようなことがアプリの品質と人気を決定づける要因だ」

■ He is…
△1971年生まれ △延世大学建築工学科 △1996年サムスン総合建設(現・サムスン物産建設部門)△2011年SMART TOOLS代表(現)
  • 毎経エコノミー_ソ・ウネ記者/写真_ユン・グァンシク記者
  • 入力 2014-04-14 09:14:12




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