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[アプリでお金を稼ぐ時代 ④] アプリひとつで数十億の投資誘致

教育用SNSで海外進出するクラスティングのチョ・ヒョング代表 

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「カカオトーク・ワンタ(仲間はずれ)の"カッタ"について聞いたことがあるだろうか。学生たちがカカオトーク団体チャット部屋をつくり、その中で特定の友達の悪口を言ったり批判する行為のことをいう。全国の小・中学校がこのせいで非常事態になった。クラスティングがカッタの代案になればいいだろう」

現職教師出身でClasstingのチョ・ヒョング代表(30)は、学校暴力の深刻性を誰よりもよく知っている。彼は学校内で繰り広げられる暴力を予防するため、教師と学生、学生と学生、教師と学父母間の疎通の窓口が必要だとみた。去る2010年、教育用ソーシャルネットワークサービス(SNS)「クラスティング」を開発すると乗り出した理由だ。

気軽にモバイルアプリ開発に飛び込むことができたのは、当時チョ代表が大学院でコンピュータ教育学を専攻していたから。最初は、チョ代表が引き受けたクラスの子どもたち中心にクラスティングを使用した。そのうち、徐々に周囲の同僚教師たちが使いながら口コミが出た。以降、完成度を高めながら2012年11月に正式サービスを開始した。

クラスティングでは、教師・学生・学父母間のコミュニケーションはもちろん、授業内容と学習資料を共有できる。お知らせ広場と秘密相談部屋の機能も備えた。スマートフォン上の「また一つの教室」だ。とくに、秘密相談部屋が人気だ。言えない悩みのせいでくよくよ苦しんでいる学生たちが書き込みを残し始めながら、先生と学生間の1対1対話が可能になった。それまでは話をしなかった学生たちが、クラスティングを通じて相談を申請しながら肯定的な教育的機能があらわれはじめた。

チョ代表は、クラスティング運営に集中するため昨年、教師をやめた。専業アプリ開発者に変身した彼は、今ではクラスティングをもって海外に乗り出す準備をする。一番目の進出国家は日本。現在、大詰めの準備作業がまっさかりだ。IT教育環境がうまく備わったシンガポール・台湾・チェコなども検討中だ。

チョ代表が今すぐクラスティングから得る収益はない。無料アプリであるうえに広告をつけていないからだ。しかし、チョ代表を含めた職員12人は月給の心配をしない。最近、サムスン電子から離職したエンジニアは、前の職場で受けた年俸以上を受ける。外部投資が途絶えないでいるおかげだ。昨年7月、ソフトバンク・ベンチャーズが10億ウォンを投資したのに続き、最近あるエンジェル投資者は5億ウォンを喜捨した。米国・シンガポール・香港などの地でも投資すると大騒ぎだ。

「教育関連業者が広告をつけるとどうかと連絡をしてくる。しかし、まだその時ではないとみる。個人カスタマイズ型教育サービスを提供する前までは、現在のシステムを維持する計画だ」

■ He is…
△1984年生まれ △大邱教育大学 △ソウル教育大学コンピュータ教育学修士 △2009年仁川東方小学校教師 △2012年Classting代表(現)
  • 毎経エコノミー_キム・ホンジュ記者/写真_ユン・グァンシク記者
  • 入力 2014-04-14 09:15:08