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グリーン光学、軍事用91インチ級など眼鏡型ディスプレイ相次いで開発

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  • グリーン光学、軍事用91インチ級など眼鏡型ディスプレイ相次いで開発
  • < チョ・ヒョンイル代表が、透過方式の眼鏡型ディスプレイ(HMD)を持って見せている >

グローバル製品より2倍鮮明、仮想画面40インチまで広げる


「スマートフォンに継ぐ次世代先端機器は、眼鏡型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)になるでしょう。軍事用の91インチ級ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を今年12月に披露し、来年9月には火災鎮圧・医療用に使える眼鏡型ディスプレイを披露する計画です」

忠淸北道の梧倉で会ったグリーン光学のチョ・ヒョンイル代表は、自信感にあふれていた。グリーン光学は2012年に2D・3D画面を全て見られる眼鏡型ディスプレイを開発し、昨年には国内で初めて「透過方式(See-through)」眼鏡型ディスプレイ製品である「ジオグラス」を披露し、業界の注目を受けた。

グリーン光学の眼鏡型ディスプレイは着用時、目の前に50インチの大きさの仮想スクリーンが広がる一種の携帯用モニター装備だ。PCやスマートフォンにあるファイルを、ケーブルを利用して眼鏡型ディスプレイに移すことができ、現在はインターネット・ブルートゥースに接続できるよう開発中だ。

日本のソニーなど既存の大多数の業者が生産する装備は「非透過(see-close)」方式だった。すなわち、装備を着用すると周辺の姿が見えず、ディスプレイ画面のみ見ることができたということだ。一方、グリーン光学が開発した透過方式の眼鏡型ディスプレイは、普段は眼鏡のように使いながら周辺を見ることができ、必要な場合、機器に内臓された情報を呼び出し、眼鏡を通じて見ることができる。

チョ代表は、多様な用途に活用できると強調した。例えば、煤煙で覆われた火災現場では行方不明者の捜索に時間が多くかかるが、超小型赤外線カメラをヘルメットに装着し、透過型ディスプレイを利用すれば、救助環境を画期的に改善できるということだ。

グリーン光学は、グローバル業者の製品と比較しても性能がむしろ優れていると強調する。この分野の世界的企業であるG者の製品と比較実験をしてみた結果、G社の製品は画質がSVGA(800×600)級であるのに比べ、グリーン光学の製品はフルHD級(1920×1080)と2倍以上鮮明だ。今年初めには製品スペックを強化し、画面の角度を15度から40度まで拡大し、仮想画面の大きさが20インチ級だったものを40インチまで広げ、明るい日中でも映像が薄れず鮮明に見られるようにした。

大学で物理光学を専攻したチョ代表は、1994年日本系光学企業であるソウル光学産業に入社した。以降、ドイツ・日本など外国産光学レンズが過度に高い価格で輸入されるのを見て、創業に飛び込んだ。国内で見慣れない光学関連技術を習得するため、外国の光学関連の主要書籍を直接翻訳して勉強した。このような過程が積もりながら、グリーン光学は光学製品の設計と加工・コーティング・組立・評価に至る過程を直接扱う国内で唯一の光学企業として高く立つことができた。

微細医療顕微鏡も開発中


売上も毎年急成長の勢いだ。2012年の売上120億ウォンから昨年178億ウォンへ増加し、輸出300万ドルを達成したりもした。展望も明るいほうだ。眼鏡型ディスプレイ基盤の微細手術用医療顕微鏡開発のために今年、産業通商資源部で主管する課題を遂行中で、7月末から3つの工場を稼働し、医療分析のための光学器製作に着手する計画だ。
  • 毎日経済_キム・ジョンボム記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-05-11 17:31:06




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