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サンドルコミュニケーション、MSワード・アイフォンの書体開発

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  • サンドルコミュニケーション、MSワード・アイフォンの書体開発
△写真=ソク・クムホ代表が1960~1970年代にレトロコンセプトの「激動体」フォントになったハングル標語キャラクター商品を披露している。

マイクロソフトのワードプログラムやアイフォンを使う人なら、サンドルコミュニケーション(代表:ソク・クムホ)がつくった文字体を使わないわけにいかない。MSワードの「マルグン(澄んだ)ゴシック体」とアイフォンに内臓されたハングル書体の「サンドルゴシックネオ体」がこの会社の作品だからだ。

1984年に設立されたサンドルコミュニケーションは、今年で創立30周年を迎えた国内で最も古いフォント(文字体)会社だ。これまでにつくったフォントだけで500種類余りに達し、50種類余りを企業専用の文字体をつくった。

ソウル明倫洞にあるサンドルコミュニケーションの社屋で会ったソク・クムホ代表は、「ハングルに対する使命感をもって仕事をする」とし、「新しくリリースしたダウンロードサービス"サンドルグルム"で第2の跳躍をする」と語った。サンドルコミュニケーションは国内で最も古い会社で、ハングル商品をつくる「サンドルティウム」など子会社を率いながら命脈をつないでいる。

ソク代表がフォントに関心を持つようになったのは、初めての職場でだった。1978年リーダーズ・ダイジェストに入社した彼は、韓国の組版機械が全て日本の輸入産であることを知り、衝撃に陥った。日本の機械なしでは出版が不可能だということを見た彼は、6年間の職場生活をたたみ、フォント開発業者であるサンドルコミュニケーションを設立した。当時、金星でつくた「ハナワード」というプログラムの書体を開発したのを始めに、大規模なフォントプロジェクトを引き受けてきた。「今も多く使用している"グルリム体"は、日本の書体大会で1等になったフォントです。全国民がそれを使うのは問題だと考えました。グルリムを追い出し、固有のアイデンティティがある書体をつくったということに意味があるでしょう」

フォント使用が活性化しながら不法使用も急増した。フォント著作権に対する認識不足もあるが、フォント価格が一般人にはあまりにも高いことも事実だった。これに対する解決策として「サンドルグルム」というフォント使用サービスをリリースした。このサービスを利用すれば365種類の書体をひと月9900ウォンで使用でき、2万ウォンをさらに出せば毎月リリースされる新規書体を追加で使うことができる。サンドルコミュニケーションの昨年の売上額は約40億ウォンだ。
  • 毎日経済_キム・ジア記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-05-12 17:05:47




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