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生命延長物質続々と発見、アルファケトグルタル酸・GDF11など


寿命を延長したり、若返らせる物質が相次いで発見されている。米国カリフォルニア大ロサンゼルスキャンパスの微生物学科HUANG JING教授研究陣は、健康機能食品に入っている「アルファケトグルタル酸」が、線虫(カエノラブディティス・エレガンス)の寿命を50%延長させたことを発見したと明らかにした。研究結果は世界的科学ジャーナルの「ネイチャー」最新号に掲載された。

研究陣は、カエノラブディティス・エレガンスの餌にアルファケトグルタル酸を混ぜて食べさせたところ、平均寿命が15日から最大25日まで増えたことを確認した。HUANG教授は、「アルファケトグルタル酸を処理しない線虫は、2週間程度が過ぎるとほとんど動きがなかった」とし、「一方、処理した線虫は活気よく活動することが観察された」と説明した。研究陣は、このような理由がアルファケトグルタル酸が線虫のエネルギー生成を抑制しながらカロリーを制限する効果を引き起こし、寿命を延長させると付け加えた。これを人間のような哺乳類に適用するのは無理だとの批判も出るが、HUANG教授は「ネズミを利用した実験でも似た効果を確認した」とし、「追加研究を続けていく計画」だと語った。

去る4日、世界的科学ジャーナルの「サイエンス」には、若いネズミの血液に存在する「GDF11」タンパク質を老いたネズミに注入したところ、運動能力と記憶力が向上したという研究結果が掲載された。研究を率いた米国ハーバード大医大のエイミー・ワガース教授は、「GDF11が注入された老いたネズミは、脳血管と神経細胞が増えた」とし、「人にも効果があるか臨床試験許可を申請する計画」だと説明した。これ以外にも、2009年には1970年代に開発された薬「ラパマイシン」が、生きたネズミの寿命を最大14%まで延長するという結果が発表されたりもした。
  • 毎日経済_ウォン・ホソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-05-19 17:12:04




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