トップ > テクノロジー > 健康・医学 > カフェインを通してつくられるサイトカイン、脱毛予防に効果

カフェインを通してつくられるサイトカイン、脱毛予防に効果

眠気を覚ます「カフェイン」脱毛予防に効果 

  • カフェインを通してつくられるサイトカイン、脱毛予防に効果
「カフェイン」といえば誰でも容易にエナジードリンクとコーヒーを思い浮かべる。

緑茶や紅茶のようにカフェイン成分がある茶を思い浮かべたり、チョコレートを連想する人もいるだろう。しかし、カフェインを脱毛治療に連結させた人がいる。脱毛研究の大家、アドルフ・クランク博士だ。彼は、遺伝型脱毛を研究してきており、現在ドイツのクルト・ヴォルフ研究所の責任研究員だ。

カフェインが脱毛予防に影響を与えるかもしれないと接近した理由は単純だ。カフェインが毛髪に「エネルギー供給源」になるかもしれないというアイディアのためだった。「多くの人が、カフェインがエネルギー強化剤だということをよく知っている。毛髪は活動も多く、成長速度もとても速いため、身体の他の組織よりエネルギー供給がたくさん必要だ。カフェインがその機能ができるだろうと判断した」

その判断は正しかった。そのうえ、カフェインを通じてつくられるサイトカインという物質が、毛髪の成長を助けるという点も探し出した。その結果、ドイツで人々が最も多く求める脱毛予防シャンプーのうちの一つであるドクターヴォルフ社の「アルペシン」と「プランツア39」が誕生した。この製品は昨年からハンオルバイオパーマが国内にも導入し、販売中だ。

カフェインが毛髪の生成と維持に役立つなら、日常生活でコーヒーを飲むことも脱毛予防に役立つのではないだろうか。答えは「絶対そうでない」だ。

クランク博士は、「カフェインの摂取を通じて製品使用と似た効果をみるためには、一日にコーヒーを40~50杯飲まなければならない」とし、「こうなると、むしろ毒性による副作用があるかもしれない」と警告した。しかし、カフェインシャンプーを使用するからといって、すでに脱毛が完全に進行していたならきちんとした効果をみにくい。このため、彼は予防と管理が重要だと強調した。彼が世界で初めて「はげ頭計算機」を導入した理由もまたこのためだった。2009年にクランク博士は、はげ頭になる確率を予測してくれる「はげ頭計算機」を発明し、男性300万人以上がこの計算機を活用した。

クランク博士は、「より多くの人にはげ頭に対する早期の関心を誘導するようにした」と開発の趣旨を明らかにし、「30代・40代の男女すべてにはストレスが脱毛を引き起こす主要原因として挙げられる」と説明した。彼は治療時期に対しても説明した。クランク博士は、「公認された脱毛分類法人ハミルトン・ノーウッド分類法に基づき、7段階のうち5段階まで脱毛が進行した時までは治療される」と語った。

ハミルトン・ノーウッド分類法によると、前額の両側にM字型に上がり始めるのが脱毛の1段階であり、頭のてっぺん部分と前額の脱毛部位が完全に合わさるのは7段階だ。5段階は頭のてっぺんと前額の脱毛がすべて進行されながら徐々に合わさる段階のことをいう。

クランク博士は現在、カフェインを通じた若白髪の改善方法も研究中だ。「カフェインを基盤にし、若白髪を防止してカバーできる製品を開発し、間もなくドイツ内で市販する予定」だと付け加えた。
  • 毎日経済_イ・セボム記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-05-20 15:03:01




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア