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食堂ベンチャー、成功神話の条件

外食業は創業対比廃業率が94.3%に達し、失敗する確率が最も高い業種 

  • 食堂ベンチャー、成功神話の条件
創造経済が話題に浮上し、ベンチャー生態系の話がたくさん出てくる。シリコンバレーのような古びた倉庫でベンチャー企業を掘り起こしても、特許やよく育てた企業を容易に売却できてこそ、ベンチャーがより一層活性化するというのが要旨だ。そのような成功神話がずっと作られれば、自然にベンチャー企業に挑戦するという人々が増えるのではないかという声がいつの時より高い。

特に、参入障壁が低く、人々が多く進出するという外食業も新しい目で見る必要がある。外食業は創業対比廃業率が94.3%に達し、失敗する確率が最も高い業種でもある。しかし、キム・スンジン創業者が路地の片隅に小さく始めたノルブが海外私募ファンドに1000億ウォン以上の身代金を誇示して売れた事例を見れば、ベンチャー神話が必ずしもIT業種だけの専有物ではないということを知ることができる。

問題は売却以後だ。ノルブを引き受けた私募ファンドに対しては国内世論が冷たい。路地商圏規制に該当しない海外業社にひとまず批判を受ける。中国進出を試みるというと、今度は韓国料理の世界化も海外業社に主導権を奪われるという危機論が出てくる。

「ベンチャー神話キム・スンジン」を羨望する見解はあっても「外国企業の国内進出」には相変わらず警戒心を緩めないのが現実だ。外食業ベンチャー生態系がこのような形ならば、海外資本の国内外食関連ベンチャー企業投資や引き受けはますます難しくなりかねない。国内大企業は路地商圏紛争ですでに夢をたたんだところが多い。

百歩譲って、必ず売却ではなくても海外資本持分投資に開かれた雰囲気が形成される必要は必ずある。海外資本を誘致すれば、先進運営ノウハウを移植することができ、海外進出機会がさらに多くなることができるためだ。廃業率94.3%は1カ所がドアを開ければ1カ所はドアを閉めるという恐ろしい数字だ。投資誘致、売却という退路が用意されていない限り、このようなリピート標は今日も繰り返されるかもしれない。

未来学者であるハワイ大のジム・デイト教授は「食品産業が航空宇宙産業よりさらに脚光を浴びることになるだろう」と展望した。ただ、そのような斜陽産業、自営業者の墓に外食産業を置くのか、健全なベンチャー生態系が作動する業種で育てるのかは私たちの認識にかかっている。
  • 毎経エコノミー_パク・スホ記者
  • 入力 2014-06-02 10:40:23