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手書き、タイピング入力より頭脳発達に効果


手書きがだんだん消えていっている。先端技術が発達しながらスマートフォンのタッチパネルやノートブックPCのキーボードなどに手書きが代替されているからだ。忘れられゆく手紙は手で文字を書く現象だけを消そうとするのではない。頭脳発達や記憶力もともに忘れさせる。

2012年、米国インディアナ大学のカーリン・ジェームズ教授チームは、子どもたちを対象に手で直接文字を書く時と書かない時を比較し、手書きで書くとイメージを形成化しながら絵を描くため、成長期の脳の発達に役立つという研究結果を提示した。子どもたちが手で直接文字を書いたり絵を描く時と、大人が読み書きをする時に活性化される脳の部位が全く同じであるという点を確認したということだ。2011年ノルウェー・スタヴァンゲル大学のアン・マンゲン教授チームも、手書きで書くためにペンと紙を触りながら動かす身体的行為自体が、文字ひとつひとつを認知する知覚能力に影響を与えるという研究結果を発表した。

単に成長期にある学生にのみ影響を与えるのではない。米国プリンストン大学のパム・ミュラー教授とカリフォルニア大学のオッペンハイマー教授チームが、大学生を対象に授業時間にノートブックPCを通じて筆記する時と、直接手で文字を書きながら授業を聴いた時を比較した試験結果でも、直接筆記する学生が授業を理解し、記憶する能力が優れていたことが分かった。頭脳で理解するのには手書きがさらに役立つという意味だ。

成均館大学教育学科のヤン・ジョンホ教授は、「キーボードで文字を入力すると即座な反応は早いかもしれないが、本人が考えたり深く思考・判断する能力は不足することがある」とし、「デジタル時代にも手書きを使用できる適切な調和が必要だろう」と語った。
  • 毎日経済_キム・ミヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-06-16 17:14:35




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