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東亜ST、スーパーバクテリア抗生剤「Sivextro」開発

急性細菌性皮膚・皮膚組織感染症(ABSSSI)治療 

  • 東亜ST、スーパーバクテリア抗生剤「Sivextro」開発
東亜STが開発したスーパーバクテリア抗生剤が米国食品医薬局(FDA)で新薬許可を受けた。東亜STは2004年からスーパーバクテリア抗生剤(tedizolid phosphate)開発を始め、全臨床試験を終えて2007年に米国の抗生剤専門会社である「Trius Therapeutics(現在:Cubist)」と手を組み、FDA承認を準備してきた。韓国の会社が開発した新薬がFDA許可を受けるのは、2003年のLG生命科学の抗生剤「Factive」以降、11年ぶりだ。

東亜STのパク・チャンイル社長は22日、「米国では"Sivextro"という名前で売られるようになる」とし、「米国は新薬許可すぐに製品発売が可能であるため、製品包装が準備され次第市場に発売するだろう」と語った。

スーパーバクテリア抗生剤は、これまでの抗生剤に耐性が生じて死ににくい強力なウイルスによる感染症を治療するための薬だ。Sivextroはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)を含んだグラム陽性菌が引き起こす急性細菌性皮膚・皮膚組織感染症(ABSSSI)治療のため開発された。

東亜ST側は、保守的に掴んでもSivextroが世界市場の10~20%、多くて30%をシェアできるものと期待している。MRSA市場は2011年に2兆7000億ウォン規模で、2019年には約3兆5000億ウォンに成長するものと予想される。東亜STは2016年以前までは売上額の5%、以降には7%をロイヤリティとして受けるようになる。製薬業界では、東亜STが年ごとに最小500億ウォンのロイヤリティ収入を得るものとみている。
  • 毎日経済_イ・セボム記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-06-22 18:24:52




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