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イノアイオ、スマートフォンにさしこんで使うプロジェクター

innoio.com 

  • イノアイオ、スマートフォンにさしこんで使うプロジェクター
  • <イ・ドンホ代表>

重たくて持ち運びが大変なビームプロジェクターに代わって、大きさも小さく価格は3分の1の「スマートビーム」が人気を呼んでいる。スマートビームはスマートフォンにつないで映像を壁に映すミラーリング(Mirroring・受話器の画面を外部に映し出す技術) 器機だ。国内スマートビームの‘元祖’格のベンチャー企業がある。2009年末設立されたイノアイオ社(イ・ドンホ代表)がその主人公だ。

資本金3000万ウォンで創業に乗り出した彼の野心作は「USBプロジェクター」で、その名の通り、コンピュータのUSB端子につないで使うピコプロジエクターだった。イ・ドンホ代表は「当時、南米に4000個あまり輸出するなど奮闘したが、市場が開けななくて人気を呼ぶことに失敗した」と振り返った。

2011年、ウンヂンシンクビッグ社とともに事業を進めるうちに機会がやってきた。イ代表は、「当時、ウンヂン側から乳幼児用の教育器具として活用するプロジエクターのアイデアを持って来た」とし、「製造者開発生産(ODM)方式で開発に着手して作り出した作品がまさにヒット作のウンヂン・ストリービーム」だと紹介する。

「ウンヂン・ストーリービーム」はウンヂンシンクビッグ社のアイディアとイノアイオ社の技術力が合わさってできた国内最初の映像絵本だ。

小型プロジエクターに童話コンテンツを搭載し、壁や天井などの光を当てる空間さえあれば、どこでも子供に本を読んでやれるという新鮮な概念と、曲線を活かした感性的デザインで注目を集めた。当時は5人に過ぎなかった職員が、ウンヂンシンクビッグ社のアイディアを現実化するために5ヶ月にわたって知恵を絞ったところ結実した。

イ代表は「ウンヂン側に10万台、140億ウォン分の物量を販売した」とし、「いまのイノアイオ社が立ち上げるきっかけとなった」と説明した。会社の格も上がった。ウンヂン側と結んだ契約が終了する頃に、SKテレコム社からスマートフォン連結用のビームプロジェクターを共同開発しようという提議を受けた。ODMではなく直接社名を掲げることができた。去年9月に出荷した‘スマートビーム’は一辺が4.5センチの、正六面体をした最小型の携帯用プロジエクターだ。

映画など各種コンテンツを別途のプログラムを使わずケーブルだけ繋いで利用することができ、3メートルの距離で最大100インチの大型画面で映像を見ることができる。人気を呼ぶことに成功して、SKテレコムの販売量は2万台水準だ。

イノアイオ社は100億ウォンを超える売上げをあげた。今年の8月には明るさとスピーカー性能などの向上したアップグレード製品を発表した。
  • 毎日経済_チョン・ヂョンホン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2013-11-10 17:06:01




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