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ソニックワールド、音波振動の運動機器開発…リハビリ治療に適合

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  • ソニックワールド、音波振動の運動機器開発…リハビリ治療に適合
運動機器の足板(プレート)に上がると全身がぶるぶると震える。この足板を構成する部品は、ほかでもないスピーカーだ。ソニックワールド(代表:ウ・チョルヒ)が開発した音波振動運動機器「ソニックス」は、音波振動を利用して運動できる器具だ。スピーカーから出る振動を大きく増幅させ、全身の筋肉と神経に振動を伝える原理だ。体に伝えられた振動は筋力を強化させて血液循環を助ける。

音波振動の運動機器は、50ヘルツ(Hz)未満の極低周波帯域を利用するため、音は聞けないが音波振動は発生する。実際、音楽を再生するとプレートからたちまち音楽が響き渡る。ウ・チョルヒ代表は、「これまで市中に多く出ていたモーター方式の振動機器は、足板内部の歯が回って動く方式なので強さを微細に調節しにくく、振動波形がやわらかくなく体に無理が行くことがあった」とし、「一方、音波を利用した運動機器はやわらかいかたちで振動する曲線(正弦波)を利用して振動をつくるため、動きがやわらかく震えを微細に調節することができる」と語った。

ウ代表は、最初から海外市場をターゲットとして製品を開発した。米国・ヨーロッパなどのフィットネス場には振動運動器を使用して運動するのが一般的であるため、関連市場規模もそれだけ大きいからだ。しかし、モーター方式で振動する運動機器は動きがやわらかくなく騒音も激しく、老弱者や子どもが利用するには難しかった。ウ代表はこのような問題点を改善した振動運動器を発売すれば、海外市場で十分に勝算があるはずだと判断した。

ウ代表は、「立っているだけで音波振動が筋肉と神経に伝えられ、運動効果がみられるため、老弱者やリハビリ治療をおこなう人が使用するのにも敵合する」とし、「ソニックワールド製品を研究した全北大学バイオメディカル工学部・延世大学医工学部でもリハビリ治療・骨粗鬆症の予防に効果があるという研究論文を相次いで発刊したりもした」と語った。

現在ソニックワールドは米国・中国・ヨーロッパ・香港・ロシアなどに製品を輸出するなど、海外市場で勝利を上げようとしている。売上の80%は輸出で稼ぎ出している。すでに今年、日本に300万ドルを輸出する契約を結び、国内でも70万億ウォン分を納品するなど、売上100億ウォンを見通している。

ソニックワールドは独自の音波振動研究所を設立して4年間研究開発に尽力した結果、現在特許登録10件・デザイン4件など合計23件の知的財産権(IP)を獲得し、IPスター企業に選定されたりもした。CE(ヨーロッパ)・NRTL(米国)など海外認証を獲得した。
  • 毎日経済_キム・ジョンボム記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-06-24 17:08:21




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