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バイオイズ社、「生体分子の分析方法、キットおよび装置」特許の日本登録


アプタマー(Aptamer)基盤のバイオ精密医療企業のバイオイズ(Biois)社は去る3日、「生体分子の分析方法、キットおよび装置」特許が日本で追加登録されたと明らかにした。

今回、日本で登録された特許は韓国では2017年10月に登録され、米国・中国・欧州・カナダ・インドには進入段階だ。

「生体分子の分析方法、キットおよび装置」特許は、核酸分析技術を利用して、少量の血液で遺伝情報を持つ核酸を分析するだけでなく、核酸の一種であるアプタマーをリガンド(ligand)にして、さまざまな種類のタンパク質を同時に解析することによって、生体試料から生体分子の生物学的意味を決定する特許だ。

核酸とタンパク質を同時に解析することにより、さまざまな指標の検査で診断の精度を高めるIVDMIA(体外診断複数の指標の検査)は、診断業界の最新トレンドとして米国でもいくつかの大手診断企業だけが製品化をしたほど、理論を製品化するには困難が少なくない。

バイオイズは18年のあいだ8大癌とさまざまな病気のタンパク質に結合するアプタマーを開発してきたし、米アドメラ(Admera Health)社のCLIA Labで肺癌診断サービス「Validation」を進行して完了し、商用化の準備を終えた状態だ。

また米国の有名な癌センターのMDアンダーソン癌センター(MD Anderson Cancer Center)と、乳癌と皮膚癌の共同研究も円滑に進められており、著名医学雑誌に共同論文を発表する計画だ。

バイオイズの「生体分子の分析方法、キットおよび装置」特許は、未知の生体分子も分析できる技術だ。バイオイズの源泉技術である「Reverse SELEX」技術によって、未知の生体分子の中でも核酸とタンパク質を同時に分析できる特徴を持っている。

これはアプタマーを開発したLarry Goldによって設立されたソマロジック(SomaLogic)社の、(既知の)タンパク質分析技術よりも一歩進んだ技術だ。

該当の生体分子の分析技術は、血液内の病気の特異的遺伝子を見つけ、早期に診断できる液体生検技術であり、従来の侵襲的組織検査に比べて簡便で検査結果の精度も高く、特に検査を受ける患者の苦痛を軽減することができる新医療技術だ。

液体生検のこれらの利点にもかかわらず、血液中に存在する極微量の生体分子の探索に対する技術不足で、市場にこれといった製品がなかったが、最近になって米国ジョンズ・ホプキンス大学の研究チームが血液で大腸癌を診断する製品を出し、、米国のExact Science社はタンパク質や核酸の分析で大腸癌を診断する製品を開発して米国ナスダックに上場し、時価総額は8兆に至る。

バイオイズのキム・ソンチョン代表は「米国や欧州、中国でも保有技術の特許を完了し、このような登録に基づいて米国・欧州・中国など、世界市場への進出時のビジネスパートナーや顧客に対する信頼を向上し、目に見える成果を出すようにまい進する」と明らかにした。


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  • 入力 2018-04-05 17:02:51




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