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辛い味を出すカプサイシン、胃がんの発生を促進

NK細胞(ナチュラル・キラー細胞、natural killer)機能を落として癌を促進 

  • 辛い味を出すカプサイシン、胃がんの発生を促進
唐辛子の辛い味を出すカプサイシン(capsaicin)が癌細胞を攻撃する私達の体の味方、すなわち、NK細胞(ナチュラル・キラー細胞、natural killer)機能を落として最終的に胃癌をはじめとする癌の発生を促進することができるという結果が出た。

蔚山医大ソウル峨山(アサン)病院のキム・ホンシク教授チームは、カプサイシン自体が発ガン性物質ではないが、カプサイシンを大量に摂取するとNK細胞の細胞質顆粒の放出機能障害を起こし、癌の発生を促進するという事実を世界で初めて糾明したと13日明らかにした。NK細胞は、血液の中で漂って癌細胞に会えば癌細胞膜に穴を開けた後、細胞顆粒を分泌して癌細胞を壊死させる抗癌免疫細胞だ。

研究陣は色々な癌細胞を対象にカプサイシン量を10μM(マイクロモール・1μMは100万分の1モール)、20μM、50μM、100μMなどでそれぞれ違うように投与した後、NK細胞の活性度を比較分析した。その結果、胃癌細胞AGSを対象にした実験でNK細胞の活性度(細胞の顆粒放出の程度)がカプサイシン投与前15%から高容量50μMを投与した後、10%で33%も減少した。

カプサイシンは、体内の受容体であるTRPV1タンパク質と結合して抗癌活性を現すが、高容量カプサイシンはTRPV1と結合せずに直接的にNK細胞の機能障害を誘導した。キム・ホンシク教授は「辛い食べ物が好きな人はカプサイシンを高容量で摂取する蓋然性が高く、注意しなければならない」と述べた。
  • 毎日経済_イ・ビョンムン医療専門記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-08-13 17:09:22




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