ソウル大「データサイエンス大学院」開講…多様な人材集まる


  • データサイエンス大学院の合格者分析


来年3月に開校するソウル大学データサイエンス大学院の競争率が6対1を超えた中で、弁理士やコンサルタント、スタートアップ起業家、外国の名門大学の化学工学系修士など、さまざまな分野の専門家が集まって目を引いた。

ソウル大学は先月の28日に合格者を発表し、正確な倍率と選抜人員は公開しなかったが、本誌の取材結果では40人を募集する修士課程に250人以上が志願したことがこの1日に確認された。合格者40人を分析した結果、既に他の専攻分野で修士号を取得したケースは5人で12.5%を占め、残りは学部卒業生か、来年2月の卒業予定者だった。合格者の半数が2つ以上の分野を専攻(修士課程を含む)し、女性が8人で男性は32人となった。1997年生まれから1977年生まれまで年齢層も多様で10人中8人(82.5%)が20代だったし、博士課程までを念頭に置いた人も多かった。

出身大学と専攻は合格者間で重複がほとんどないほど多様だった。ソウル大の卒業予定者を含め、KAIST、延世大、漢陽大、ソウル教育大、放送通信大学などの国内の大学出身はもちろん、ケンブリッジ大学で化学工学修士号所持者、UCL(University College London)を卒業してロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で経営戦略で修士号を得た学生など、外国の名門大学出身の優秀な人材も合格した。 SKハイニックスとネイバー、KDB産業銀行などの大卒者が羨望する会社員や、外資系の人工知能(AI)会社のコンサルタント、海外有数の大学付属病院のデータサイエンス研究インターンなど、さまざまなキャリアの人材が入学証を受けた。

ソウル大の関係者は、「世界の100以上の大学出身者が志願して入学担当者を驚かせた。データサイエンス大学院の設立趣旨と学習目標をよく理解している優秀な人材で、教授どうしで(修士定員の2倍の)80人を選抜してもいいのではないかという話が出てくるほどだった」と述べた。

国内で高校を卒業してケンブリッジ大学で化学工学の学士と修士号を受けたコ・スンウさん(23)は、専攻を変えて韓国で働くためにデータ・サイエンス大学院への進学を選んだ。合格のニュースを聞いたコさんは「数学とコンピュータに関心が高くて、私の適性と専攻を生かすことができると判断した」とし、「今後は化学工学分野でプロセスシステムの開発など、データサイエンスを適用する事例がますます増えるだろうから、博士課程まで終えた後は就職したり融合研究に邁進するつもり」だと語った。

ソウル大学自由専攻学部15年度入学生のチェ・アヨンさん(23)は心理学科統計学を専攻した履歴を生かし、学校創業チームで5人の仲間とゼペットラボというスタートアップを作った。ピノキオを作った祖父の名前を真似た同社は、人と感情を分けて相互作用する進化した人工知能ペットロボットを開発中だ。チェさんは、「人工知能とディープランニングを深く勉強したくて、国内外の大学院を探していたときに母校に進学することができるので志願した」とし、「今の会社でデータサイエンティストの仕事をしているだけに、たくさん学んで現実に融合させるために努力する」と語った。

チェ・ギュウクさんはソウル大の06学番出身で物理学部と統計学を専攻し、卒業後は2014年から弁理士として働いている。チェさんは弁理士の業務をこなしながら、世界がデータ中心の社会に変貌していることを実感して「データ中心の考え方」をつけて専門性を高めようと、ソウル大学のデータサイエンス大学院に志願した。彼は「韓国の大企業はビッグデータとAIをうまく活用しているが、中小企業単位ではなかなか思い通りにいかない。これらの企業のデジタルイノベーションを助けたいと思う気持ちが大きかった」とし、「特許庁に行ってみれば情報公開がなされているが、この情報の意味を一般の人々も理解し活用して、新たなビジネスチャンスを得ることができたらいいと思う」と話した。

SKハイニックスに勤務するイム・ジェヨン氏は、会社の支援を受けて合格した事例だ。イム氏は、「SKハイニックスは100人を超えるデータサイエンスの専門家がビッグデータ関連の問題を解決し、AI技術を研究して適用する役割を果たしている」とし、「現場でAIを活用した業務をこなしながら感じた問題を解決する方法に悩み、卒業後は会社に復帰して社を第4次産業革命の時代を導く1等企業にするところに貢献したい」という覚悟を明らかにした。

チャ・サンギュンソウル大学データサイエンス大学院準備団長は、「教育大出身で大韓民国の小中高の教育システムを変える人材、バイオ産業にデータサイエンスを融合して革新を起こす人材など、さまざまな専門知識を持つ学生を選んで両刀使いの人材で育てるという設立目標に主眼を置いて学生を選抜した」とし、「異なる専攻の学生がひとつの講義室で学びながら、分断化された教育から抜け出してデータサイエンスという共通の言語でコミュニケーションすれば大学教育の変化の第一歩になるだろう」と期待した。
  • 毎日経済_シン・チャヌク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-12-02 13:53:49