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「コロナ」を韓国製診断装置の普及の機会に


食品医薬品安全処で品目許可を受けた国産コロナ19診断キットは、11日現在で64種(内需・輸出)に急増した。このうち3つの製品は米国食品医薬品局(FDA)の緊急使用承認を受けるなど、4月末までに世界103カ国に韓国製診断キットが進出した。世界から韓国産診断キットの供給を受けたいという問い合わせも殺到している。世界のメディアが国産コロナ19診断キットを集中してズームアップしており、おかげで国格も高くなった。

しかし業界の専門家らは、コロナ19診断キットの成功で「Kバイオ」の位相は大幅に向上したが、これは国内の診断産業の位相を代弁していないと言う。感染症に属するコロナ19診断キットの規模は、世界の診断産業全体のごく一部に過ぎないからだ。業界によると、がんや病気を血液や唾液、組織生検などで診断する技術は、コロナ19のような感染症の診断に比べて10倍は難しい。また、一時的な発症で終わる感染症に比べ、癌の診断とそれにともなう機器市場は持続的であり付加価値が高く、世界的な企業が掌握しているのが現実だ。

韓国ロシュ診断の代表を務めたアン・ウンオクGC緑十字エムエス代表は、「診断産業は機器と試薬、運用のためのソフトウェアの三拍子が必要で、韓国はこれらを備えていない状態」だと語る。

食品医薬品安全評価院(2019年)によると、世界的な体外診断市場規模は2015年の474億5812万ドル(約58兆ウォン)から2025年は713億9682万ドル(約88兆ウォン)に、年平均で4.2%成長する見通しだ。
  • 毎日経済_キム・ビョンホ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-05-12 22:00:40




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