ナノテクで脳腫瘍治療…サムスン電子が開発支援

サムスン電子の未来技術育成事業 

サムスン電子は4日、「未来技術育成事業」を通じて今年の上半期に支援する研究課題28件を選定し、計388億ウォンを支援すると明らかにした。

サムスン未来技術育成事業は2013年から10年間、1兆5000億ウォンを基礎科学と素材技術や情報通信技術(ICT)などの分野で、毎年3回の課題を選定して支援するプログラムだ。今年の上半期に選定された課題は基礎科学が14件と素材技術が8件、ICTが6件の計28件だ。特に今年は国内の大学に所属する外国人研究者が提案した課題も支援対象に選ばれた。


ICT分野では脳腫瘍の治療の副作用を最小化する、ソウル大学医工学科のチェ・ヨンビン教授(写真)チームの課題など6つが選ばれた。

チェ教授のチームは脳腫瘍の手術が腫瘍の完全な除去が困難であったり、あるいは正常細胞も一緒に切除されることによる副作用を最小限に抑えることができるように、ナノテクノロジーを活用して腫瘍のみ選択的に治療液を移動させる総合的な治療法を開発する予定だ。この研究では頭蓋骨切除を最小限に抑えつつ、悪性細胞にのみ抗がん剤の注入が可能となり、手術後の副作用と正常細胞の損傷を最小限に抑えることができると期待される。

KAIST(カイスト)電算学部のキム・ミンヒョク教授は、障害物の背後にある物体を撮影することができる「非視線イメージング」技術の開発を進めている。非視線イメージング技術は、放出された光源が反射して戻ってくる情報を組換えて映像を作る技術で、次世代のイメージング技術として注目されている。

基礎科学分野では健康への関心が高まり、関連研究の支援が増えた。今年の基礎科学分野における14件の研究支援課題中で4件は健康と関連したテーマだ。
  • 毎日経済_チョン・ギョンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-06-04 17:54:02